村八分

2022.9.29

 私は24歳の時、函館から、秋田に移った。

 始めは秋田市内で働いていたが、事情があり、郡部の方へ住んだ。

 母が持ち家が欲しいと言ったので、建て売りの平屋だが、二人で住むには十分と言う事で、家のローンを組み、仕事を探した。

 今まで、接客業が多かったので、人と会わないだろう、工場勤務を希望した。

 そこの工場長が私と面接したら、工場中に

「今度、女優さんみたいな、綺麗な人が来るぞ‼️」

と、まだ、私が働いていないのに言ってしまった。

 今まで、一番可愛いと言われていた一つ年下の女の子が面白い訳がない。

 そして、自分では分からないが、綺麗過ぎると、男性までも、嫉妬するのだ。

 私はどこか、済ましているように見られたから、函館から来た、気取った女とうつったらしい。

 私の失敗ではないのに

「こんな、失敗されたら、おまえのおっぱいでも、返せない損失になるんだぞ❗」

と、ある男は私に言った。

 その男に自分の友人と付き合わないか?と言われたが、その男の友達だ。

大して、良い人間ではないのが、分かったので、断った。

 それにも、腹を立てていたのだろう。

 私は自分ではないので、謝らなかったし、人のおっぱいとかどうしてお金に代えられるのか、馬鹿な男だなと思った。

 函館に居たときも、毎日、お尻を触られ、挙げ句の果てに

「おまえは2万でいいな」

と、値踏みまでされた。

 他の女性は誰も言われていないのにだ。

 工場の一部の優しい方以外は皆、私の敵だった。

 どんなに仕事が出来ても、出来るからこそ、腹立たしいのだ。

 自分で言うのもなんだが、私は性格は割と良い方だと思う。

だから、中身が嫌いではなくて、綺麗過ぎるのと、仕事が出来るので、腹が立つのだろう。

 殆ど村八分状態だった。

そして、パニック発作の発病。

家のローンが残っていたが、働けずに退職した。

 だから、私は複数で一人の人を攻撃するのはしない。

 自分より、綺麗な人には素直に

「お綺麗ですね」

と伝えるようにしている。

 村八分に遭ったのも、成長させる為だと今は思っている。

 しかし、心がけは変えようがあっても、顔は変えようがない。

この顔で損ばかりしている。

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