2022.10.4
私はウェイトレスをしていた時、高校生の男の子を好きになってしまった。
その男の子は二人きりになると
「のぞ美さん、俺疲れた~」
と、しゃがみ込み、私に言って来るのだ。
始めは何とも思っていなかったが、私は駄目な男に滅法弱い。
その前に好きになった男の子も、お手洗いから出て来た時に、手をズボンのポッケで拭いて出て来たので
(ハンカチ持っていないのかしら?)
となり、ハンカチをプレゼントしたりしていた。
気が付くと弱っちぃ男の子を好きになっている。
その高校生に手紙やらプレゼントやらをあげまくった。
周りの高校生達も私の味方をしてくれた。
しかし、私は社会人。
ただでさえ、大人びて見えたから、高校生には負担だろう。
その男の子は夏と冬休みにアルバイトに来ていた。
その男の子がいない時にその子に後ろ姿がソックリな3つ年上の男性を好きになってしまった。
時はバレンタインで、プレゼントをあげるのにかっこうな時期だった。
違う高校生の男の子が
「のぞ美さん、あの人が好きなんでしょう?俺が代わりに渡して来てあげるよ!」
と、噂になりやすい職場で、その子のお陰でお付き合いする事が出来た。
その男性をNとしよう。
Nは私より、年上なのに、私はNと呼び捨てで、Nは
「のぞ美ちゃん」
と呼んでいた。
背が高かったが乗る車は軽のカプチーノだった。
「身体はデカイけど、車は小さいのが好きなんだ・・・」
と、笑いながら、Nは言った。
彼の家へ行き、一人息子で、新築の3階建てで、部屋が二部屋あり、冷蔵庫が置いてあり、いつでも、お嫁さんを迎え入れられるように造られていた。
仕事がpm10時に終わって、Nの車でNの家へ行き、初日に盛り上がり、am2時に帰って行ったら、次に行った時、お母様に
「貴女のご両親は夜遅くまで居て怒らないの⁉️」
と言われたがNは私の父が家に帰って来ないのを知っていたので、また、次の日に行くと
「ゆっくりしていらしてね」
と、お母様の態度が明らかに変わったので、その事を言ったのだなと分かった。
Nの友人夫婦も良い人達で、とても私に優しかった。
しかし、優しさは時に人間をわがままにする。
私の好きだった高校生がまた、やって来て、聞こえよがしに
「もう、俺は必要ないんでしょ」
と言い、私の心は乱れた。
Nと一緒に居ても、考えるのはその子の事ばかり。
Nに対して失礼だと思った私は素直にその事を伝えて別れて欲しいと言った。
「ちょっと、ドライブ行こうか❓」
となり、車に乗って、駐車場に止まり、私は怒鳴られるのを覚悟した。Nは
「のぞ美ちゃん。その子と遊んでおいで。遊んで飽きたらまた、僕のところに戻ってくればいい。それまで、僕は待っているから」
と、思いもしなかった態度なので、私はその優しさに化粧が剥げる位に哭いた。
その高校生の男の子は卒業と同時に離ればなれになったが、かといって、Nのところには戻れる事も出来ず、他の女性達には睨まれた。
Nと距離を置いたら、職場中に別れたと伝わり、違う男性が私にやって来たが、私は何とも思えなかったので、お断りしたら
「どうせ、俺はオジサンだもんな❗」
と、捨て台詞を吐いて行ったので、矢張、付き合わなくって良かったと感じた。
自分の事をオジサンと言う割にはNより、年上なのに、ずっと子供だった。
Nの方が私の気持ちを考えてくれたのが、良く分かった。
誰しも、悪者にはなりたくはないから、出来れば人を振る事はしたくはない。
振られる方もツライが振る方だってキツイのだ。
私は正直過ぎるから、なかなかお付き合いする事が出来ないのだ。
取り敢えず、付き合おうが出来ない人間だ。
しかし、こういう風にしか、生きられない。
わがままでごめんなさい。
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