経歴

2022.11.25

　私は高卒だ。

私の履歴書を見ると、趣味は読書と音楽鑑賞。

　本来なら、趣味も特技も高見澤俊彦と書きたいところだが。

　何の取り柄もない、51の女である。

　中卒と言う程、開き直る事が出来ないし、東大卒と言う程、威張れはしない。

　矢張、人は経歴や外見で判断する。

　経歴詐称する人間がいるのはそんな世間の目を分かっているからだろう。

　私の売りは何か？

　特別なスキルもない。珠算2級と、書道3段しかないし、ピアノも今ではろくに弾けない。

　ギターだって、蝿が飛んでる音のようだ。

　習っていた歌も、最近は歌っていないので、きちんと歌えるか、問題である。

　普通に働くのに何の必要もない事ばかり、やって来た。

　話しだって、酒が入らないと流暢に喋れない。

　体力だけは自信があったが、足腰を悪くしてからは全く持って駄目になった。

　精神力だけで、生きているようなものである。

　私にこれから何が出来るのだろうか？

　取り敢えず、文章や詩を書くくらいだろう。

　それだって、狭き門だ。それで、食べて行ける程、甘い世界ではない。

　考えると、私はとても、絶望的だ。

　しかし、生きなくてはいけない。この世を終えるまで、生き続けなくてはいけない。

　給付金が12月にいただける。

世間はばら撒きだとか、色々言うが、人様の税金で暮らさせてもらっている、私に取っては苦しい今の救いであるのは正直なところだ。

　お陰様で、今年は何とか乗り越えられそうである。

　これから、私は何に向かっていけば良いのだろう。

　ペンで暮らせる様になるには遥かに遠い。

　かと言って、古い言葉だが、永久就職なんて、する気はない。

　男性に寄り掛かって生きて行くなんて、まっぴら御免だ。

　今から、来年の目標を立てている。

　私の様にナマケモノはきちんと数字化した目標を作らないと駄目になる。

　○○までに、△△を出来る様にすると、具体的に決めないと駄目になる。

　黙っていたら、暗くなるので、兎に角、動く。

　そして、ポジティブにしていかなくてはいけない。

　救われた事に人は良い方に恵まれている。

　色んな方に助けていただいての、自分がいる。

　経歴に人間関係良好と書いておこうか。