2022.12.3
前に勤めていたレストランの調理師の男性が私と同期の女性達にあらぬ噂を立てられた。
その女性達はいつも、その男性調理師に嫌な噂を立てられるから、仕返ししたのだ。
仕返しする方も悪いがその男性調理師は私がその女性達と仲が良いのを知っていたのか、私の前で
「今、ある人を試している。俺を裏切るかどうか」
と、自分に近付いて来た男性が人に話さないかと、確かめていた様なのだ。
私は内心
「今、お前を試していると言う人と誰が友達になりたいだろうか?逆にお前にだったら、裏切られても構わないよと言ってくれる人と友達になりたいと思うのではないか?」
と思った。
情けなさはまだ、続き、お頭を捨ててる私に
「お魚怖がっていたら、良いお嫁さんになれませんよ〜」
とぬかした。
私は言っている意味を理解するのに時間を要した。
その男性は家事を奥さんにさせていたのだ。そして、それが、当たり前だと思い込んでいたのだ。
今だったら
「ご心配無く。私はお手伝いさんを雇ってくれる男性しか、結婚しませんので」
と、言い返せるが、当時の私はなぜ?と?ばかりが浮かんで何も言い返せなかった。
あと、遅刻してきた私に直接、遅刻はいけないぞとは言えずに
「田舎では遅刻は許されるけれど、札幌なら許されない」
と、飲み会に迎えに来てくれた車の中で言ったのだ。
私は直接注意出来ない男性には謝らなかった。誰も注意しては来なかったが、女性としての私には嫌われたくないが、働く人としての私は煙たいのだろう。
なぜなら、私はそこの調理師たちより、働いたからだ。
あまりに情けない男だと今でも思う。
お子さんもいらしたから、あのような父親では子供が可哀想である。
不倫もしないし、煙草も吸わないが、家の父親の方が人として、立派だと感じた。
その男性は27歳で主任だったが、私の父はホテルの支配人をしていた年齢だ。
情けないから、出世も出来ないんだよ!と思う。
考えてみれば、私の父は不倫や浮気や酒、煙草すべてしたが、人を試したり、人に寄って態度を変える事もないし、部下の間違いは真正面から、注意した人だった。勿論、そのフォローもする。
学生の時に父の居たホテルに父に会いに行っていたから、よーく、分かる。
そういう点では父は夫としては駄目人間だったが、人として、立派だったと感じる。
少なくとも、その調理師の男性みたいに、情けなさはなかったからだ。
一度や二度噂を立てられたからと、疑心暗鬼になっている、その男性は情けないし、家族が可哀想に思う。
それで、一家の大黒柱をやれる訳が無い。
少なくとも、私はそんな男性は恋愛対象からは外す。
自分の事をイイ男だとその男性は思っているのだろうが、私はごめんなさいである。
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