不幸自慢

 2023.1.15

 人は見かけだけでは分からない。

 兄弟が多くて、家が狭かった人は一人っ子を羨ましがるが、一人っ子は頼れる兄弟が居る人を羨ましがる。

 病気の人は健康な人を、介護している人は病気の人を羨ましいと思う。

 誰が大変かは傍から見て分かるもんじゃない。

 あの人より楽だ、などと他人(ひと)に分かるはずがない。

 見えている部分はほんの少しだけなのだから。

 誰かを誰かが支え合って生きていければもっと良い世の中になる。

 政治家が傲慢な世の中だからこそ、人々は助け合わなければいけないが、殺伐とした時代に人々の心もズタズタになり、余裕がなくなって来ている気がする。

 もう少し、他人(ひと)に優しくし合えたなら、生きやすい世の中になると思うのだが。

 自分はこれだけ大変だったから、お前ももっと苦しめは違うと思う。

 一見、楽に思える人程、顔で笑って心では泣いているかもしれない。

 不幸自慢はもう止めよう。

 自分が大変だったからこそ、人に優しく、笑いをあげれる人になれないかな❓

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