女性の化粧

2023.1.18

 今でこそ若い男性も化粧をするし、エステにも通うだろうし、肌のお手入れもするだろう。男性用の基礎化粧品も売られている。 

 私は化粧をしてから、かれこれ40年位が経つ。

元々、肌が丈夫な方ではないので、皮膚科や高校3年の時、母の許可を得て近くのエステサロンへ通ったりした位である。

 日には焼けにくく、赤くなり、痛みが伴うので、日焼け止めやら、帽子、日傘が必須である。吹き出物ができやすく、髪の毛が付くと直ぐに出来るので、前髪は伸ばしてサイドに流していたから、ワンレングスを学生の時からしていたので、大人っぽく見られた。

 化粧品サーフィンヨロシク、色んなメーカーの化粧品を試したり、口に入れる物から拘り、飲み水までも考えたり、サウナへ通ったりもした。

 一時、オーガニックにはまり、高い化粧品を使っていたが効果がなく、絶望の淵にいた。

化粧品如きで?と思われるだろうが、肌が荒れると心も荒れ、鏡を見るとまた憂鬱になり、物事が上手く出来ないのだ。

 ホルモンバランスのせいもあるだろうから、皮膚科で治らなければ、婦人科の受診も考えた方が良いだろう。

 前に賛否両論あったan anのSEXで綺麗になろうも強ち(あながち)嘘ではないと私は思う。良いSEXをしている人は肌も心も潤うし、ゆとりが出来る。

何より、素敵な恋愛をしている人は輝いているだろう。

 私が友人のルージュの引き方で、恋愛しているなと感じ取ったのだから、恋愛こそが何よりもの化粧だと思う。

 肌の弱い私が5年前にYさんという美容アドバイザーとの出会いがサーフィンから救ってくれた。

「中田さんは脂性肌では無くて敏感肌なのです。化粧品でいくらでも変わることができますよ!」

と、懐具合がよろしくない私に安価で質の高い化粧品を紹介してくれた。

 その方は私より7つ位年上の女性だったが、肌も綺麗で、メイクも勿論、上手く、制服に自分に似合った色のスカーフを巻き、髪型も洗練された感じで、押し売りではなく、私の話を聞いてくれ、認知症の母に買った安い口紅に丁寧にラッピングをしてくださり、神店員とはまさしくこの方のことを言うのだろうと思った。

 Yさんの言う通りに泡洗顔して、角質を取る美容液をコットンで優しく拭き取り、化粧品をつけ乳液を付けて、時間を作って美容液でパックをして夜は過ごす。

 化粧水や乳液は鎖骨まで塗る。マッサージはしない方が良いと仰る方もいらっしゃるが、私はシャンプーの時から頭皮をマッサージして、朝はメイク前に割り箸を加えて5分。これだけで結構変わる。

 それに化粧下地を塗り、クリームファンデーションを叩く様にして付けて、粉で抑える。私は眉から描くが色を明るめに勧められて、ティント式で描き、パウダーでぼかす。

 アイライナーは余り使わないがリキッドタイプで目尻に引き、まつ毛とまつ毛の間に点々と入れ、乾くのを待って私はブルべのサマーかウィンタータイプなのでよくブルーやパープル系のアイカラーを塗り、頬紅を入れて、余裕があれば、ノーズシャドウとえらにダークシャドウと鼻にハイライトを入れて、今はティントリップで口角を上げて口紅を引き、3色を入れ替えて塗る。マリリンモンローなどは、7色混ぜていたのだから、上には上がいる。

 私は10分位で終わるが、眉の描き方が失敗してもその日は駄目になる。

幼い頃、母のメイクで父と私とで玄関で待っていた時は「何やっているのか」と思っていたが、今となっては気持ちが分かる。

 これだけのことを毎日女性がしている事は男性は分からない。

デートでも食事しようものなら、落ちないリップを塗るが割と荒れやすいし、矢張り落ちる。

 傍から見るとどこが違うのか?と思われるだろうが、自分が納得しないと女性は駄目になる。

 女性は楽しくもあり大変でもある。

だから男性は女性の努力に賛美を讃えても悪くはないと思うのだが。

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