2023.1.20
私の父と母は見てくれが良かった。
父は若くして出世したし、母は女性の鏡の様な良妻賢母だった。
ある時、ご近所の奥様が母に
「お宅の旦那さんに車で送ってもらった」
と、頬を赤らめながら言われたと、私に言って来た。母は
「何なんだろうね~?」
と言っていたが、内心は面白くはないだろう。
母は母で下宿屋をしていたから、良い奥さんと見られていた。
父と母に私は似なかった。
だから、近所では、ハーフの娘と言われたから、母が怒った時、
「拾って来た橋の下に返すからね!」
と言われると、矢張りうちの子ではなかったのだと真剣に考えたりした。
私はモテなかった。人気者ではあったが。人気者とモテるのとは違う。
同い年の男性からは異性として見られなかった。来るのはオジサンばかり。
中には私みたいな女を好きになってくれる人もいたが、タイミングとは大事で、なかなか合わず。
父と母はタイミングが合ったのだろう。
多分に一目惚れだったと思う。
父は5つ年下だったが強引なところがある。母も内心は熱い女性だから、二人は結ばれたのだろう。
それにしても、大人になると子供の気持ちを忘れると言うがそうではなく、大人になっても好きな人が出来ると、子供からの考えが分からなくなるのだろう。
福山雅治や木村拓哉が結婚して、お子さんが居るが好きな人はいる。
お子さんからみると、父親である。しかし、好きな人からみると、男性である。
そこが難しいところで、皆平等にはならない。独身だからモテるかと言えばそうはならない。特に男性は結婚している人の方が余裕があって見えるから、益々モテたりする。
私が見てきた両親も福山雅治や木村拓哉の子供の目線なのだろう。
特に、娘にとって男親はまた違う。
男性がマザコンが多い様に娘はファザコンになりがちである。
何だか上手くいきませんなぁ。
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