2023.1.22
私は函館山ロープウェイで働いていたので、良く芸能人を見かけた。
しかし、華やかな世界の人を特別視したりはしない。
一般人だろうと芸能人だろうとお客様には変わり無いのだから。
良くオーラがあるというが、芸能人でオーラを感じた人は二人だけだった。
一人は石川さゆりさんでピンクの着物を着ていたので背中にまあるくピンクのオーラが浮かんでいた。
一番驚いたのが、故・渡瀬恒彦さんだ。
ドラマ撮影でライトを照らしたせいもあってか、ご本人が見えなくなる位に白く輝いていた。
他の芸能人はオーラ等なかった。
一般人でも、オーラがある人がいたが、矢張、何処かの社長だったりする。
オーラとは違うが一番、好印象だったのが、伊東四朗さんだ。
撮影時間までコーヒーをマネージャーらしき人と飲まれていたが、スタッフに呼ばれて、席を立ち、私の方を向いて深々とお辞儀をしたのだ。
人間が出来ている方だから、長く続けられるのだろう。
売れている人程に腰が低い。
本人は余り売れていないから、お忍びでも無く綺麗な女性といらした俳優さんもいたが、皆、気付いていないだろうが、私はお昼のメロドラマを観ていたので直ぐにKという俳優だと分かったが女性とご一緒だったので
「テレビで拝見いたしております」
と言うのも野暮だと感じ、黙ってコーヒーを出した事がある。
その後、藤原紀香さんとお付き合いして、有名になったが、連れて来た女性の方が綺麗だった。
女性の方が予約したパテーションで区切ったコース料理にパンのバターを付けるのを忘れて、もういらしていたが
「失礼いたします」
と、バターを置きに行くと、当時、アニメの主題歌を歌って有名になったブルースミュージシャンの男性が座っていて、驚いた。
皆さん、隠れて色々しているのだなぁと感じた。
芥川賞を受賞したばかりの小説家がインタビューを受けて、帰ろうとして、レジを私が担当した時も、普通に接したので
「俺の事、知らないの?」
と言いたげだったが、私は態度を変えずにお礼を伝えた。
普通、有名人なら、経費で落とす人が多いがその人は自腹だった。そこは偉いと認めたい。
後に女優と結婚し、離婚して、今は息子さんと暮らしている、有名な人だ。
一番、態度が悪い人は男子バレーのエースだった。
もう一人の選手は私達にも丁寧に頭を下げたがそのエースはお皿を落としても
「ごめんなさい」
の一言もなく、腕を組んで大威張りである。
後にエースから外されたが、あんな態度ならば応援したくはない。
大スターと言われる人程、腰が低いから、何処の世界も、自惚れた人間は生き延びていけないのだと分かった。
因みに、私のオーラは金色である。
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