ミソジニー(女性蔑視)を打ち壊せ

2023.3.25

 差別している側は差別されている立場の感覚が分からない。

よく私は

「それ女性蔑視ですよ❗」

と男性に言うと

「男だって大変なんだよ❗」

と’有害な男らしさ’を振り撒く。

有害な男らしさの典型は間違いを認められない、素直に謝れない、反省できない事である。

「あなたを差別等しておりませんよ」

と言う時点で差別している。

 「いつもルックスだけで判断されて嫌だ」

と女の私が言うと

「男だって大変だよ」

と言う。

 その男の貴方には分からない程の嫌がらせや恐怖が女の私にはある。

 同じ女性のビキニ姿を見せられて、私が感じる不快感とその男性の感じる不快感とはまた別物である。

 会社の上司に

「仕事の続きは自宅でしよう」

と言われ、付いて行き襲われたら、付いて行った方が悪いになる。襲った男が悪いのにだ。

 ナンパだってそう。

見知らぬ男性に声を掛けられ、付きまとわれて、やっとの思いで断ると罵声を浴びせられるが男性はそんな目には遭わない。

 夫婦関係もそう。

会社で上手くいかない憂さ晴らしを旦那は妻にする。

それを見て育った子供は女性が男性に従うものだと植え付けられる。

 最近、男性が生きにくくなったというが、女の私から言わせるとまだまだ、男の方が楽である。

 そして、マンプスプレイニング(男性が上から目線で説明や説教をすること)して

「女の話しなんか聞いてられるか」

と自らの無知を分からずに自分は教える立場だと思い込んでいる。女性は好きだよと言いながら女性を一人の人間として尊重することはしない。

 そのような男性は

「自分は分かりません」

と言う事を恥としている。

 女性に

「知らないから、教えて」

と言える男性は何人いるだろう❓

 性的な写真を見せられて、痴漢やレイプに遭った女性がどれだけ嫌な思いをするのかは男性には分からない。

 差別される側の女性の気持ちを男性は考えるべきである。

 もし、国会議員の割合が逆転していたら、変な事に気付くだろう。それだけ、男尊女卑は当たり前に横行しているのだ。

 男性達はもし自分だったら❓とフィルターを通して女性を見る事、考える事を分かってもらいたい。

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