2023.3.28
生きていたら、今日が母の80歳の誕生日だ。
私の家族は皆、牡羊座♈で、それぞれ血液型が違う。
母は夫婦喧嘩の末に人間不振になって、今、思うと、心を患っていたと感じる。
盗聴される筈がない電話を盗聴されていると思い込み、独りで受話器に何かを呟いたりしていた。
私はそれが嫌で母に何度も止めてと言ったが一向に治らなかった。
友人を作りたがらずに私が引き合わせた人も無視した。
母の拠り所は私だけだった。
一人娘の私にはその事が重かった。
結果的に母を捨てる事が出来ずに自分の人生を母の介護に当てた。
今さら、悔やんでも仕方ないし、悔やんでなどいない。
母の介護で私は大人になったからだ。
それまでの私はパニック発作の恐怖で、独りで美容院にも行けなかった。
白髪を母に染めてもらっていた。母はそれが嬉しかったようだ。
私は母から離れたいのだが、離れられない、いわゆる共依存の母娘(おやこ)だった。
何処へ行くのも一緒。
寝ていた時に母が知らない男が入って来たから、私が変な事されていないかと、婦人科まで連れて行った。
それからというもの、寝る時も一緒。
後に認知症だと分かったが。
母の勘は凄いモノで、私に寄って来た男性に
「あの男は駄目❗顔が悪いから」
と言った後に必ず告白された。
勿論、お断りするのだが。
その分、私が好きでお付き合いしている時は彼氏の事を詮索しなかった。
今思うと、自分の娘の男性を見る目を信じていたのだろう。
しかし、俊彦のDVDを観ていた時
「確かに高見沢さんは綺麗だけれど、私や他の女性のように、福山雅治とか木村拓哉とか好きって言えないもんかねぇ~」
と言われた時は母に似なかったのだと痛感した。
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