2023.4.1
俊彦の反応に気まずい顔をしている調理師達。
思った事を臆せずに言ってしまう俊彦もちょっと困り者だ。
私は俊彦をジーっと見つめた。俊彦は
「分かってるよ❗奢るから、好きなだけ食べろよ」
に私は
「身体で返すから」
と、ウインクした。
「いらないっつーの❗今日は執筆活動だから、忙しいんだ」
と、Macを開いて見せた。
「次の小説だね。呑んで大丈夫なの❓」
「うん。まだ、一行も出来てないんだ。一杯位じゃ酔わないよ。それにノンちゃんに手出したら、それこそ大変な事になる。天国のお父さん、お母さんに示しがつかない。ノンちゃんは関口さんに気に入られているんだぜ❗俺の顔見る度、のぞ美さんは❓のぞ美さんは❓って、俺はノンちゃんの付き人か⁉️」
関口 登はアルフィーの会社の社長である。
「オマケに桜井も坂崎も、ノンちゃんいつ来るの❓って俺はノンちゃんの何なのさ❓って自分で突っ込み入れたくなったよ。俺たちが付き合うには会社の承認が必要みたいだな」
あっちゃんもTAKUROも先程の勢いは何処へやら、俊彦の声ばかりが響いている。俊彦は
「櫻井君って言ったっけ❓ノンちゃん、君の事が好きなんだよ。握手してやってくんないかなぁ~」
にあっちゃんは
「構いませんよ。のぞ美さん、どうも、櫻井です」
に私は緊張して手を出した。
「YOSHIKIから聞いてる。君、お酒強いんだって❓ノンちゃんと呑んだらどっちが強いかな❓」
「それはあっちゃんの方でしょ」
「それにしても、GLAYには倍返しされたよなぁ。俺たち10万人集めたのに、君たち20万人だもんなぁ」
にTAKUROは恐縮しながら
「いえいえ、アルフィーさんが先になさって下さったお陰で、僕らがやれたのです」
の、俊彦の倍返しに私は笑った。
1986年にアルフィーが10万人を東京のゴミ埋め立て地で集めた後にGLAYが20万人集めてしまったのだ。因みにTOKYO BAY AREAという言葉を作ったのは俊彦である。
越されても、笑いに変える所がアルフィーの凄いところである。
・・・・・・続く
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