妄想フィアンセ Vol.20

2023.4.9

 受け付けを済ませて、歩いて薬局へ向かった。

俊彦が、傘を差し、私は杖を付きながら車から、私を庇う様に歩いた。

 薬局に着くと

「旦那さんですか❓」

と、訊かれて、俊彦は

「そうです❗いつも、お世話になっております」

と、答えた。

いつもの様に薬が出来たら、タクシーを呼んで貰う。

 俊彦は

「夜桜見たかったけど、この天気じゃな・・・・・・」

「今度の受診に千秋公園に行こうよ。負担なら、いいけど」

に俊彦は

「負担とか、考えんなよ。俺は出来るだけノンちゃんと楽しくやって行きたいんだ」

 薬剤師に

「中田さ~ん」

と呼ばれ、薬を受け取りながら

「調子はいかがですか❓」

に、私は

「絶好調です❗」

と言った。

 タクシーが来て家路へ。

      ・・・・・・続く

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