2023.4.9
アパートの側に焼き肉店がある。私は俊彦に
「焼き肉食べよう❗」
と、言って缶コーヒーを6本買った。俊彦は
「また、あげるの❓」
「うん。訪問看護師さんやヘルパーさんの駐車場を無料で借りてるしね」
と言って、中に入った。
割と混んでいる。
私は店員さんに缶コーヒーを渡して、案内された、テーブルへ二人で座った。
焼き肉と、俊彦はキムチ鍋を頼んだ。周りがうるさいがそれも心地良く感じる。
私はビールを頼んだ。俊彦が、
「また、呑むの❓」
「まだ、一杯目だよ」
と答えた。私はお酒が入らないと喋れないタイプである。それは俊彦も同じだった。
「俊彦はフェミニストでしょ⁉️」
と、私が言うと、俊彦は首を傾げながら
「どうだろう❓フェミニストですと言って女性に違うと言われたら、違うだろうしな」
ビールが運ばれて来た。
「俊彦の創る歌も小説も女性蔑視していないから」
「そこはチェックするよ。不快な思いさせないかは」
私は続けた。
「特に小説は女性が活躍しているし、自由に恋愛しているし、主導権は女にあり❗って感じ」
「実際そうじゃん❗女性に男は走らされてるよ。良く若い頃は軟弱だの言われたけど、女性の方が強いって」
「だから、私、俊彦が、好きなの❗普通は男性はヘソを曲げて、男は大変だよとか言うのに」
店内では米津玄師のLemonが流れていた。
・・・・・・続く
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