2023.4.10
「もう、9時だ。俊彦、寝なくちゃ」
俊彦は時計を見て
「まだ、早いだろう。けど、ノンちゃん疲れたなら、帰ろう」
「今度は私が奢るね❗」
「いいって。生活大変なんだろう❓」
私は会計の紙を持って
「俊彦のCDも、ライブのチケットも買ってあげてるのは私なんですけど」
に、俊彦は口を尖らせて
「ご馳走になります❗」
「おりこうさん❗」
と言って店を出てアパートへ戻った。
二人、真夜中まで、語り合った。俊彦は織田信長やゴジラやスラムダンクの話しをしながら、ピグモン等のフィギュアを置いて、私の部屋がたちまち俊彦の部屋になった。
今までは私が聞き上手だと思っていたが、二人だと、ツーと言えばカーと返すように話しが弾んだ。
俊彦はオタク気質があり、今までは自分が話すと女性に引かれたらしい。しかし、私は楽しかった。
・・・・・・続く
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