2023.4.12
私は高校生の頃、学校はバイト禁止だった。先生の許可を得た子ではないと出来なかった。許可を貰えるのは片親で生活保護で、学校へ通っている子ばかりだった。
私の両親は離婚こそ、していなかったが、父は家に帰らず家のローンも生活費も入れてくれなかったから、生活保護の人より、大変だった。
私はバンド活動がしたいし、食費位は家に入れたかったので、隠れてバイトをした。
一番最初はハンバーガーショップだった。そこなら、私の通っている学校も雇ってくれると噂を聞いたからだ。
私はハンバーガーを作る方へいきたかったが、店長が私の見てくれを見てカウンターに雇われた。不本意ながら、カウンターに入る。
店側としては可愛い娘を置いてお客様を集めたいという考えだ。
見てくれの良いと思われた私は裏方の作る方ではなくて、レジ等をやるカウンターになった。
仕事が出来ないし、世間知らずで、オマケに男性客から人気のあった私は格好のイジメの餌食になった。
周りの女子高生は彼氏とのデートに新しい服を買いたいという理由でバイトをしていたが、私は生活の為で、大きく違ったし、彼氏は必要なかった。
閉店まで、バイトのシフトを入れてもらった。他の子はデートだからと余りやりたがらなかったが、そんなこと知ったこっちゃない。私はお金が欲しいんだ。
ある時、先輩の子と店員の男性が
「彼氏いないんじゃない❓」
「いるよ~❗だって可愛いんだもん」
と、私に聞こえるように話していた。私は内心
「モテなくて、見てくれが悪くても彼氏出来る人は出来るし、美人でモテても彼氏作らない人はいるんだよ」
と、思いながら、くっだらないなぁと感じていた。
そこでは彼氏いる=モテる、彼氏いない=モテないという図式が出来上がっていたようだ。
私は余りのバカバカしさに誰とも口をきかなかった。そこがまた、ツンと済ましていると思われ益々イジメられた。
見てくれが良いのも困りモノであるし、私は安売りはしないから、彼氏を作らなかった。
同級生は私に何故彼氏がいないのか不思議がっていたが、当時から高見澤俊彦以外とは結婚しないと公にも言っていたので
誰も寄って来なかったし、私も彼氏を作らなかった。
彼氏いるとか、結婚しているからでモテるモテないの判断は違うと私は思う。
みんな頭が子供なのかしら❓
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