2023.4.12
私の元彼は走り屋だった。
走り屋とは暴走族とは違い、成人になって、車が好きで、カーチェイスをしたい人達が、普通の人に迷惑を掛けないように、走る為、自ずと深夜の山や大きな道路で、スピードを出して走る。
職場の大学生のアルバイトの男の子も走り屋だった。
函館は函館山を3分以内で目をつぶって走るということをしていた。所謂、度胸試しというものだ。彼が
「のぞ美ちゃん。今から、目つぶって走っていい❓」
と言ったので、私は
「いいよ」
と、助手席で言った。
私は免許は持っていたが、19歳の半年しか、自分で運転した事がないから、専ら助手席専門だった。
色んな人の運転する車に乗った。免許取り立ての高校生のにも乗った。周りは
「怖くないの❓」
と言ったが、私は別段何とも思っていなかった。
彼が函館山を登る。右カーブ、左カーブそして、また、右。彼がキューブレーキを掛けて止まった。少しガクガクしていた。
「ゴメン❗怖かったでしょう⁉️」
に、私は全然平気だった。
そういうところは度胸が私は座っている。ガクガクしている彼とは対照的にゆったりとシートに座っていた。
助手席専門の私の感じ方では女性の方がスピードを出しやすい人が多いし、運転も上手い。
男性の方が私を乗せたという、責任感からか、割りと安全運転するし、肝心な所でブレーキを掛けてしまう。
暴走族はオコチャマの遊びだが、走り屋はレーサーに憧れる大人がやるモノである。
だから、走り屋は睡眠不足なのである。
それにしても、私は交通事故では死なないと何故かしら、強い自信がある。
私は泣いたことがない。
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