2023.4.16
次の朝、新幹線で東京へと向かった。
そのまま、私はこまちに乗って帰った。
俊彦は
「また、連絡するから。なんかあったら、電話して」
と言った。
私は俊彦に手紙を書いていた。私が帰ったら読んでと。
「前略、私は俊彦と逢えて、今、最高に嬉しいです。しかし、私と付き合う事で俊彦に負担を掛けていないか、心配です。アルフィー、結成50周年、来年にはデビュー50周年ですね。私が重荷ならばそう伝えて下さい。私は杖を付いているし、精神も患っております。お金も余り持っておりません。
いつも、優しくしてくれてありがとう。いつでも、身を引きます。嫌になったら、離れて下さい。
高見澤 俊彦 様
中田 のぞ美 拝
俊彦は
「分かってねぇーな」
と呟いた。
・・・・・・続く
コメントを残す