2023.4.20
私は寒かった。
俊彦が帰った後、一人部屋に居た。
何だか胸騒ぎがする。
また、電気を付けないと眠れない日々を過ごす。
曲創りをしたが、なかなか良い案が浮かばない。
俊彦との出逢いは私がアルフィーのライブを観た次の日、秋田駅のぽぽろーどを歩いていた時、またパニック発作を起こして道路に座り込んだ時、私の腕を掴んで
「大丈夫ですか❓」
と見るとサングラスに帽子とマスク姿だったが、私は思わず
「俊彦~⁉️」
と言うと
「何で分かったの❓」
「俊彦でしょ⁉️」
「そうだけど、大丈夫❓」
とベンチまで連れて行ってくれた。
私はブロバゼパムを取り出し水で飲んだ。
「パニック発作なの」
「あ~、(堂本)剛と一緒か~。なら、苦しいでしょ⁉️」
「暫くすると落ち着くと思うから。昨日、アルフィーのライブ観たよ❗」
「へぇ~❗来てくれたんだ❗」
二人は話しが弾んだ。私はLINE交換してと一か八か言ってみた。俊彦は
「他の誰にも教えないと約束したら教えるよ」
と、電話番号を交換した。
「まさか、バッタリと逢えるなんて❗」
「俺の事、俊彦って呼んでるの❓」
「だって、俊彦でしょ⁉️声援する時は俊彦さんだけどね」
「何かお袋みたいだな。ま、いっかー。俺は何て呼べば言い❓」
「ノンちゃん❗」
「ノンちゃん、雲に乗るみたいだな。宜しくな❗ノンちゃん❗」
「これから、東京に帰るの❓」
「うん。午後の飛行機で。さっき稲庭うどん食って来た。あっ、もう時間だ❗家まで送るよ❗」
「大丈夫❗俊彦と話したら落ち着いたから。気を付けて帰ってね❗」
「うん。何かこれも運命だな~」
「ずっと好きだったから、私は。小6の頃から。俊彦のせいで人生メチャクチャ❗」
に俊彦は下を向いた。私は
「後悔してないって‼️」
と、俊彦の背中をおばちゃん叩きして、笑った。
・・・・・・続く
コメントを残す