2023.4.21
「俊彦って、私の事好きでしょう⁉️」
俊彦は下を向いたまま、うんと頷いた。
「やっぱり~。そうだと思ってたんだ❗」
俊彦とはずっと縁がいつか出来ると、私は信じていた。
「幸ちゃんと桜井にも宜しく伝えてね❗」
「うん。分かった。それにしても大丈夫❓」
「歩けるから、大丈夫❗」
「杖はどうして❓足が悪いの❓言いたくなかったらいいけど」
「旧蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)で、左右の足の長さが違うし、その痛みを庇う為に膝も痛いし、精神はアンバランスだし、良いとこは顔と性格位❗」
俊彦は下を向いたままだった。
「そこはお前がかい❗って、突っ込むところ」
と、二人は笑った。
「帰ったら、LINEするな」
「うん。待ってる❗じゃあね」
と、私は右へ、俊彦は左へと歩いた。
・・・・・・続く
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