妄想フィアンセ Vol.42

2023.4.23

 俊彦は一呼吸して、私に電話した。私は直ぐに出た。そして、俊彦に

「白百合学園の女性とお付き合いした事あるでしょ⁉️」

俊彦はドキッとして

「・・・・・・」

「やっぱりあるんだ」

「若い頃な。でも何で❓」

「私も函館白百合学園高校だったから。俊彦の小説、音叉で白薔薇学園って出て来てピンと来た」

俊彦は女の勘は鋭いなと感じた。

「ノンちゃん、白百合なんだ。なら、お嬢様だね❗」

「函館白百合はそんなんじゃないよ。志望の公立落ちた滑り止めで行っただけ。校則が厳しくって嫌だったけど教師は優秀だったよ」

「そっか。秋田産まれじゃないんだ」

「道産子です❗」

「武道館コンサートに来ないか❓」

「行きたいけど、先立つモノがない」

「俺が出すから、来いよ❗」

と、12月24日のクリスマスイブのライブに行く事になった。

      ・・・・・・続く

コメントを残す