壊れていく私と産まれ代わる私

2023.6.4

 私はクラスで一番を取らないといけないという重圧と家に帰ると両親の夫婦喧嘩の狭間に居て、拠り所はアルフィーの歌だった。

 両親の怒鳴り声が聞こえない様にヘッドフォンで”誓いの明日”を聴いていた。

私も強くなり、暴力を母に振るう父の前に立ち向かったりした。

 ウチは変わっていて、あれだけ喧嘩したのに離婚はしなかった。

だから、シングルマザーよりも大変だった。

 父は本やギターやアルフィーのイベントには行かせてくれたが家にはお金を入れなかったので、光熱費が止められたりしたし、家が無くて、母と二人で従兄弟の工場の休憩室に雑魚寝したりもした。

 音楽活動で世の中に出るという私の目標は打ち砕かれ、がむしゃらに働く日々。

とうとう、心が壊れた。

 精神科に初めて入院したのが24歳だった。

稼ぎ頭の私が働け無くなり、母も大変だっただろう。

 入退院を今まで繰り返した。

自分の目標が壊れたのも、親のせいだと、母に当たり散らした。

壁を蹴って穴を開けたのも数知れず、警察まで家に来る位に暴れた。

 そのうち、生き別れの父が亡くなり、母は認知症になり、母の介護をした。

母の介護に寄って私は大人になったと思っているから、逆に感謝している。

その母も亡くなり、私は独りになった。

 しかし、強さを手に入れた私は孤独では無い。

これから、なんだって出来るのだから、躊躇いも足枷も無い。

 心は壊れても元に戻せるのだ!

いつでも、スタート出来るのだ!

 普通の家庭に産まれていたら味わえ無かったことを味あわせてくれた両親に今は感謝している。

 これからが、私の人生である。

前に進むだけである。

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