父親

2023.6.18

 今日は父の日だ。

私は47歳までの父の顔しか知らないし、写真も一枚しか持っていない。

 父は68歳で逝った。

父方の家系は男性が育たないようだ。

 父の弟も父より若くして亡くなっているし、祖父も居ない。

 5人兄妹で、父と弟の二人があの世に逝って、3人の妹はピンピンしている。

 私の父は旦那や父親としてより、男として生きた人だった。

浮気や不倫で家に帰って来なかった事が殆ど。

 オカンと私と時々オトンである。

 色々あったが父が亡くなって、全てを赦せたとは言え、未だに不倫やら不実な事を平気でしている人を見ると身体が震えてくるのだ。

 一人娘だったから尚更、男親の影響は強い。

 心のどこかで

「皆、男はいずれ出て行くモノだ。だったら始めから、求めなければ良い」

と、冷めた恋愛観が私にはあるのだろう。

 女癖は悪かったが人としては尊敬出来た。

このあいまった感情が私の胸をいつも締め付けた。

 英雄色を好む、そのままの父だったから、出世などしなくても誠実な男性が良いと感じてしまう。

 よく遊んで歩いた男には娘が産まれて、その男に苦しめられた事をそのまま、娘が味わい、辛い娘に対して何も出来ないという罰を受けると聞いた事がある。

 私は弄ばれた事は無いが、未だに独り者だし、彼氏もいらない。

前から言っているが結婚に夢を見れないのだ。

 周りの友人は結婚して、幸せなお母さんをやっているが、私はお母さんをやれる程、器用ではない。

 私の恋愛観が歪んでいるのは父親の影響は確かに強いだろう。

 そんな父は今、津軽海峡に眠っている。

いつか、花と日本酒で二人で乾杯したい。

 父よ。貴方のお陰で男という生き物は全て知ってしまい、結婚出来なかったよと愚痴のひとつでもぶつけてみたい。

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