遠野遥君を心配しております

2023.11.9

 芥川賞作家の遠野遥君の実の父親はBUCK-TICKの櫻井敦司さんである。

 一番最初に結婚した時に出来た息子さんである。

 BUCK-TICKの楽屋に帰り際

「今度、芥川賞を取ってみせます❗」

と、宣言した次の年に本当に芥川賞を取ってしまった。

 そこで、もう言っても良いだろうと思った遠野君が

「僕のお父さんはBUCK-TICKの櫻井敦司さんです」

と、言ったのをきっかけに二人が対談をなさった。

 他のミュージシャンみたいに不倫に走って別れた訳ではなくて、再婚するまで、何年も独身でいた。

 しかし、遠野君はBUCK-TICKの櫻井敦司を

「お父さん」

ではなくて

「櫻井さん」

と、呼び、父である櫻井敦司は

「遠野先生」

と、呼び、始終敬語で話していて、お互いにリスペクトし合っていた。

 私は昭和初期の家族を思い出した。

 お父様、お母様、父と母は実の子供にさん付けする。

 言葉とは大事で、昔は要らぬ親子喧嘩がなかったのも、子供を一人の人格者として相手にしていたからだと、私は思う。

 今、心配なのは遠野君が櫻井敦司さんに本当は

「お父さん」

と、言って甘えたかったのではないか❓と考えてしまう私である。

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