アルフィーが何故、50年以上も続いているのか

2023.11.29

 普通のバンドはせいぜいリハーサルで、2,3時間だ。

 ある、ミュージシャンが

「俺達、誰よりも、リハーサルを真剣にやっている❗」

と、言うミュージシャンに

「何時間リハーサルをやっているの❓」

と、訊くと

「他のバンドはせいぜい2,3時間でしょうが、俺達は4,5時間やっています❗だから、誰よりも、努力しています❗」

私はそれを聞いて

「だから、貴方達は一時期300万枚のCDを売ったけれども、今では、100万枚も売れていないんだ」

と、分かってしまった。

 そして、私は

「貴方達より、テクニックがあり年上のアルフィーですら、7,8時間、一切椅子に座らずに、本番と同じ声で歌っているのよ」

と、伝えると、皆若手ミュージシャン達は驚く。

 俊彦のソロの時も、同じだから、年下のミュージシャン達が

ビックリしてしまい

「すみません。王子。僕、正直、疲れました」

と、言われて、俊彦が

「あっ、そうか。ちょっと、休憩しよう」

と、言って

「〇〇、もう、疲れがとれたか❓」

と、訊いて

「何とか大丈夫です❗」

と、答えて、俊彦が

「あと、4時間やるから」

と、言われて、若手ミュージシャンがビックリしたけれども

(王子が言うんだから、付いていこう)

と、覚悟を決めて、リハーサルを行った。

 俊彦位の大御所ミュージシャン達は皆、ほとんど座りながら、声を小さく歌う人達ばかりで、俊彦やアルフィーみたいにずっと立ちっぱなしで、本番同様に歌うミュージシャンを初めて知る。

 俺より、20歳も年上の高見沢さんが、ずっと立ちっぱなしで、本番同様に声をあげて歌い続けているから、若手ミュージシャン達は俺も頑張ろう❗と思うらしい。

 アルフィーは一度もミリオンセラーのヒット曲が無い。

 みんなが知っている星空のディスタンスですら、57万枚位で、一番売れた曲で68万枚位である。

 ほとんどのバンドが300万枚売ったのに、東京とか、大阪の都会で何とか満席に出来るが地方に行くと、後部座席はガラガラである。

 今年のアルフィーの夏のイベントで、横浜アリーナで2日間行ったが、全てSOLD OUTで、チケットが取れ無かったと、悔しがる、人々が多数いた。

 普通のバンドはもう、コンサートは終わりと、言う時にせいぜい手を上げて

「皆さん。幸せに」

と、言う位だが、アルフィーのメンバーは短くても、20秒、長くて30秒、三人が、観客に向かって深々とお辞儀をし続ける。

 観客はずっと拍手を送り続ける。

そして、ステージから去っていき、本当はアンコールを送りたいのだけれど、特に俊彦は仕事のし過ぎで、アンコールと言ってアルフィーのメンバーがまた、演奏してしまって、皆、そのせいで高見沢さんが倒れたら、申し訳無いと感じて、観客が皆、

「今日のライブ、とっても良かったね❗」

と、言いながら、席を立ち会場から、出て行く。

 私の友人女性が福岡のコンサートに行って、ホールから出ると、横にいた女性が立ちながら、電信柱に便箋で、手紙を書いていて、気になってチラッと見たら、1曲目から3曲目は良かったのですが、4曲目はあの歌ではなく、この歌にしたら、もっと良くなると思います。と、書いていて、書き終わったら、アルフィーの事務所宛てに封筒に住所と宛て名を書いて、切手を貼って帰り道のポストに入れる人々が少なくとも、5人多くても、20人以上いる。

 普通の自称ビジュアル系バンドには

「今日のライブ、最高でした❗いつまでも、応援します」

位だろうが、アルフィーが好きな人は

「あそこは良かったですが、ここは駄目だと思います」

と、きちんと自分の思った事を書く人ばかりで、メンバーは自分宛てに送られた手紙を必ず全部読む。

 そして、あー、俺はこういうつもりで、やったのだけど、観ている人にはそうとられたのか~。じゃあ、今度はこうしようと、それぞれ、ディスカッション仕合ながら、とことん話し合うらしい。

 だから、一度もミリオンセラーを持っていないのに50年以上続いたのだ。

 本物は最後まで、残るのをアルフィーが証明してくれている。

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