男性が本当に食べたい料理

2024.1.7

　私は男性が本当に食べたい料理がよ～く分かります。

それが何故かと言うと、過去に何人かの男性からお弁当を戴いたり、手料理を作ってもらった事があるからです。

　実は私は一度も男性に手料理を振る舞った事もございませんし、お弁当すら作った事がございません。

　多分、殆どの女性が男性からお弁当ももらった事がありませんし、手料理を作ってもらった事がございません。

　ある女性が牛のローストビーフにアボカドのサラダ、後、名前の分からない料理を7品位出して、ご飯もちょっとに、分けが分からないスープを出しております。

　男性は頑張って女性が作ってくれたのだから、文句１つ言わずに全部食べます。

　それを見た女性は

｢私って、やっぱり料理上手だわ❗だって、全部食べてくれたんだから❗｣

と、勘違いして、また分けの分からない料理と、ご飯が少し、得体の知れないスープを出され続けます。

　男性は心の中で

｢本当はおかずは2,3品でいいし、ご飯が大量で豆腐のお味噌汁が食べたいし、豆腐が無かったら、ネギでいいのに・・・・・・｣

と、思いながらまた黙って食べます。

　ずっとその女性は勘違いしたままこの世を去ってしまいます。

　ある男性は

｢大量のご飯に納豆2パック、お醤油をボンっと、テーブルに置いてくれたら、後は自分で納豆をかき混ぜてお醤油を入れてご飯を食べるから、それでいいのに・・・・・・｣

と、感じながら生きていらっしゃる方々もおります。

　もし、その男性がご高齢や糖尿病ではない限り、大抵の男性は兎に角、ご飯が食べたいのです。

　私は数えてはおりませんが、過去に何人かの男性から

｢のぞ美さん❗今日、僕がお弁当を作ったついでに、のぞ美さんの分も作ったから、お昼にでも食べて❗｣

と、戴きました。

　私は

｢〇〇さん❗どうもありがとうございます❗後で美味しくいただきますね❗｣

と、お弁当を戴きました。

　ある男性はご飯の上に厚焼き卵にケチャップだけでしたし、ある男性はウインナーとブロッコリーのおかずに大量のご飯の上に海苔を乗せただけ、全ての男性のお弁当がそうでした。

　ある男性が

｢のぞ美さん❗僕、カレーを作ったから味見して下さい❗｣

と、言われたので、食べてみると、最初は甘いのですが、後からピリッと辛さが分かって

｢美味しいですね❗｣

と、伝えたら途端に笑顔になり

｢のぞ美さんが美味しいと言うのなら、僕のカレーは皆さんに喜んでもらえますね❗｣

と、言われて私はカレーの鍋を見ると殆どがお肉にじゃがいもと人参が少しだけでした。

　私のご近所に食堂があります。私は一度も入った事がございませんがお昼と夕方には殆どが男性のお客様が入ります。

　この前タクシーに乗った時

｢中田さんのご近所の食堂に最近、行って無いからそろそろ行きたいのですが、なかなかお昼に時間が無くて、ご飯が食べられ無い程、忙しいんですよ｣

と、仰られたので

｢〇〇さんも大変なのですね。実は私、一度もあの食堂に入った事が無いのですが、兎に角、男性のお客様が多いのは分かります｣

と、私が伝えると

｢兎に角、安いし味も美味しいし、実はご飯とお味噌汁が何杯でも無料なのです。ですから、殆どが男性のお客様です。特に力仕事の男性はわざわざ、あの食堂まで食べに来られるのですよ｣

と、伝えられて改めて、男性はお肉とご飯があればそれでいいと思われている方が大半なのだと分かりました。

　ある男性が

｢のぞ美さん。僕、正直、妻になってくれた女性が一生懸命作ってくれたから、何も言えないんだけど、こんなにおかず7品も入れ無くていいから、ご飯が大量に入った方が本当は有難いんだ。お弁当、全部食べても、夕方にはお腹が空いて、とてもじゃないけれど、仕事にならない。けれど、妻には何も言えないくて・・・・・・｣

　私はその男性のお弁当を見て

ダイエット中の女性や子供達が食べる様な、小さなお弁当にアスパラのベーコン巻きと、卵焼きにウインナー2本と、後5品位、名前も分からないおかずにちょっとだけのご飯を見て

｢私でもこれだけならば、夕方にはお腹が空いてしまう｣

と、感じました。

　多分、その男性はとても優しいから、妻になってくれた女性には何も言えなくて、夕方から夜10時まで、空腹に堪えながら働き続けるでしょう。

　女性の皆様に一度でも、自分の彼氏や夫に手料理とお弁当を作ってもらって下さいませ。

　その時、初めて男性の本当に食べたい料理が分かるでしょう。

　因みに私の料理の師匠は私の父と｢賛否両論｣のお店の笠原将弘さんと大竹まことさんです。

女性は誰もおりません。

　実は私、キャベツの千切りと

お弁当の為に前の日にお肉の下味と寿司飯の作り方をアルバイトで男性調理師さんに教えて頂き、そればかりを1年位致しておりました。

　その調理師さんは男性ですが私にとても優しくして下さいましたが、社長と合わずにそこを辞めてしまい、偶々、友人の車に乗せていただいた時、車のガソリンスタンドへ行ったら、その男性がアルバイトをしているのを見てしまい、調理師免許を持っているのに私に見られたらその男性はとても恥ずかしいと思ったので、見て見ぬ振りを致しました。

　その男性に幸せになってもらいたいです。