2024.1.9
私は自分から
「好きです❗」
と、伝えないとお付き合い出来ない女なのです。
29歳の時、確実な年齢は分かりませんが、70歳以上の右の指が2本しか無くて、それで杖を付いて歩く男性と出会いました。
私はその男性と会っている時だけ安心出来たのです。
1日だけ、デートを致しました。
「のぞ美さん❗あのホテルのラウンジが見晴らしが良いから、そこでビールを飲みましょう」
と、言ったので、私も見晴らしが良いから、入ったのです。
私も最初に着付けば良かったのです。
ビールなら、居酒屋とか食堂とかの方が安い事を。
ああいうお店はビールが少しなのに、とにかく高いのです。
年金暮らしなのに全部奢って下さいました。
「今度は千秋公園へ行こう❗」
と、仰ったので、私は気を遣い
「〇〇さん。ゆっくり歩きましょう」
と、言ったのですが、昔の男ですから、「俺がのぞ美さんに怪我させたら行けないから、前を歩いて石でも見つけたら避けて歩こう」
と、早く早くと歩いて、千秋公園の少し山になった所で転んでしまったのです。
「ハッハッハッ❗転んじゃった❗」
と、笑うのです。
私はとても、申し訳なく感じてしまいました。
そして、景色を眺めながら、お団子を買って下さり、二人で食べました。
そうして、お互い、家に帰りました。
私はこれ以上、私と付き合わせると、その男性にご迷惑が掛かると思ったので
「貴方にもう、興味がございません。私の事は忘れて下さい」
と、心と裏腹な嘘を書いて手紙を出しました。
その男性が前に送って下さったお手紙に
「私はのぞ美さんに会えなくても良いのです。だって、夢で会えますから」
と、まるで純粋な少年のようなお手紙を書いてしまうのです。
私に振られたと、思っても一才、文句も言わず黙って去って下さいました。
多分、もうこの世にはいらっしゃらないでしょう。
あんな素晴らしい男性ですから、必ず天国へ行けるはずです。
全男性達が皆さん、そういう男性でした。
私から
「好きです❗」
と、言ってお付き合いして下さったのに、全男性達が
「僕より、どう行動したら、のぞ美さんが幸せになれるだろう」
と、考えて下さいました。
誰も浮気どころか、ホステス遊びすら致しませんでしたし
「のぞ美さんの手料理が食べたいなぁ~」
等とヌカスバカな男性は一人もおりませんでした。
多分、そんな素晴らしい男性ですから、今は美人で優しい素晴らしい女性と結婚されているはずです。
私とお付き合いなさって下さった男性は全員素晴らしい人達ばかりです❗
これだけは私は誇れます❗
本当の男らしさとはこのような人を言うのです。
全員、一才、見返りを求めませんでした。
こうした男性こそ、立派なのです❗
コメントを残す