2024.1.10
私はテレビは観ませんが、夜、24時間ニュースを流しているチャンネルに合わせて、ボリューム3にして、寝ます。
そうしたら、八代亜紀さんの訃報を知りました。
私は正直、演歌が大嫌いです。
特に歌詞です。全て、男性作詞家なはずです。
「女は泣けばいい。男に黙って付いて来い❗それが男らしさ、女らしさだから」
特に都はるみさんと男性のドゥエットの歌詞が大嫌いです。
「あなた酒も呑みさはれ 女遊びもしなはれ 私はいつまでも付いて行きます」
私は何故、そんな男なんかに付いて行かなくては行けないの❓都はるみさんならさっさと捨てて、もっとイイ男と再婚出来るはずなのに。
私がもし何かの事情で演歌歌手になってあの歌詞を見た瞬間
「私はこんな下らない歌は歌えません❗」
と、どんなに偉い作詞家にも紙を目の前でビリビリ破ってしまうでしょう。
しかし、島倉千代子さんの人生いろいろを初めて前奏を聴いた瞬間、この歌大ヒットする❗と、ずっと一曲聴いたら、歌詞も素晴らしいかったのです。
私が売れる❗と感じたら、必ず半年後にはその歌手なり、アーティストなり、新人バンドでも日本の殆どの方が知ります。
半年経っても人生いろいろがさっぱり、ヒットしません。
私は何故❓と不思議に思っていたら一年半後に徐々に売れて、2年後に紅白歌合戦に島倉千代子さんがご出演されました。
普通のテレビに出る時はわざと下手な振りをしておりました。プロになる位ですから、普通のプロの歌手よりも、上手いはずなのです。
ですが、本気で歌ってしまったら、周りの男性歌手に
「俺より、上手すぎる❗」
聴いた男性達は
「多分、腰を抜かすだろう」
位、島倉千代子さんは気付いていらっしゃるから、少し声量が無い振りをして、ちょっと首をかしげながら、こうすればバカな女に見えるかしら❓と歌っているのです。
しかし、紅白歌合戦では本領発揮で歌いました。
私はその時、気付いたのです。普通の歌手でも、当時は3か月後、アイドルだったら、ヒットして1か月後にはその歌が売れなくなるから、1か月後にはまた違う歌を歌うのですが、島倉千代子さんですら
「〇〇先生が創って下さったのだから、ヒットするまで何年でも歌う❗」
と、同じ歌を歌い続けるのです。下手すれば5年も同じ歌を歌うのです。
その時、演歌歌手程、本当に歌を大事になさっている事に気付きました。
私が何故、八代亜紀さんが好きかというと、耳のある方はもうお分かりでしょう❗とにかく、あの声は産まれ持っての天性なのです。多分、ブルースシンガーになりたいと必死に頑張ってプロになった人でも、八代亜紀さんの声を聴いたら、みな
「うらやましい~❗」
と、思ったはずです。
本当は私はあの声を持って産まれたと気付いたら、私ならブルースがジャズシンガーを目指しているでしょう❗
いつか、努力すると日本人でも、ジャニスジョップリンと対をはれるはずです。
もう1つ。良く八代亜紀さんは化粧が濃いとかケバいと殆どの方がおっしゃいますが、私と同じく、スッピンでも目鼻立ちがハッキリなさっているはずです。
日本人の殆どが「平たい顔」テルマエロマエの映画を観た方ならご存知です。日本人を初めて見た目鼻立ちのハッキリした外国人の方こそ
「何なんだ❗この平たい顔人は❗」
と、驚きます。
外国人女性が普通に化粧をしても、日本男性は皆、美人と思うのに、日本人の女性が目鼻立ちがハッキリした顔で産まれてしまうと、普通の女性と同じく薄化粧しただけで、日本女性が何外国人女性の様になりたくて、そんなに厚化粧するんだよ❗と、殆どの日本人は勘違いしてしまいます。
多分、八代亜紀さんもお化粧する年頃になった時、ようやく気付いたはずです。
ですから、一時期はとにかく、濃い色は止めようと、思ったはずですが、プロの歌手になった時、私は逆にケバい女を演じて見せる❗と覚悟を決めて、ステージに立ち、テレビに出たはずです。
私は幼い頃、必ず道を歩くと大人に必ず1日3回は
「お嬢ちゃん❗何処の国のハーフ❓お父様がロシア人かな❓」
と、必ず毎日、訊かれました。
「いいえ。父も母も日本人です」
と、答えておりました。
だんだんと、母は昔、函館にやって来たロシアの男性と愛し合って私が産まれたのが分かったけど、ロシアの男性が
「ヨウコサン。ワタシハアナタヲホントウニ アイシテオリマスガ ジジョウガアリ ジコクノクニ ロシアヘカエラナケレバイケマセン。アイシテマス ヨウコサン。デスガ サヨウナラ」
と、別れてしまった時、父と出会い父が
「僕が養います❗」
と、結婚したのかな❓とずっと悩んでおりました。
ある時、母に
「そんなに悪い娘だったら、拾って来た橋の下に貴女を返しますからね❗」
と、言われた瞬間
「やっぱり、本当の両親じゃなかったのだ」
と、ショックを受けたくらいです。
ある同級生が英語の教科書にアンネフランクの写真が載っていたのを見て
「中田さんにソックリ❗」
と、言われたのです。
高校がカトリックのフランス系ミッションスクールで、私は肌が弱いから、前髪をオデコに当たるだけで、吹き出物が出来てしまうので、ワンレンと呼ばれる前から、幼い頃から一度も前髪を作った事が無いから、全部同じ長さにして肩まで伸ばして学校に通っておりました。
初めてイエスキリストの姿を見たクラス全員
「中田さんだ❗」
と、思わず叫んでしまい、マ・スール(シスターのフランス語です)にしたら、私の愛する神イエスキリストを人間の女性に似ているだなんて❗と、思ったはずです。
廊下ですれ違うとフザケテ私の前で十字を切り手を合わせて
「アーメン」
と、言われたり、教室に入ると
「イエスキリストがやって来た❗」
と、とにかく、誰もがイエスキリスト、ソックリと思われるので、私は心の中でイエスキリストが人間の男性として地球に来るのが分かったら、せめて丸坊主になって人間の男性として産まれて下さいな❗あなたのせいで、私の名前がイエスキリストになっちゃったじゃないですか❓一応、私は女性です❗神様なら、それくらい気付いてから、人間の男性として産まれて下さいませ❗と毎日思っておりました。
ある時、友人に頼まれて
「中田さん❗ギターが弾けるから、ベースも弾けるでしょ❓ウチのバンドベースがいないから、テープに曲を入れてあるから全部聴いて、来週の土曜日の夜7時にレッスンスタジオに来て。メンバーと練習して、ライブハウスでライブを演るから」
と、言われたので、私は
「〇〇。楽譜は❓」
「そんなの無いよ。だってパンクロックだもん❗」
と、なら、耳コピしなくてはいけないなと、全部聴いたら、全て英語で殆どがベースから始まる曲ばかり。私はこのバンドのベースがとにかく一番大事なパートに気付いて3コードしか、殆ど無いので、とにかく大音量で弾くにはピック弾きだとヒラメいたのです。ピック弾きは簡単そうに見えますが指で弾いた方がまだ楽なんです。指で弾くと、その弦の音を止める時、そのまま、弦を押さえられるからです。ピックで弾くと、左手の親指でその弦を押さえ無くては音が鳴ったままになってしまうので、私はわざと左手の親指で音を止めると、同時にスライドさせて、一気に高音から低音まで、鳴らします。分かりにくい方はベンチャーズのギターのテケテケ奏法を聴いた方ならお分かりでしょう❓右手で弦を弾きながら、左手でネックをスライドさせるから、一気に高音から低音、あるいは低音から高音が弾けるのです。
私は女性ですがガールズバンドのコピーは一度もした事がございません❗耳のある女性は「プリプリやる位ならばバンド辞める❗」
せいぜい、楽器演奏は全員男性でボーカルだけが女の子。私の時代は全てそうでした。
本当に男なんかに負けたくない❗と、いう女の子は全てパンクバンドを全員女性で演っておりますが、函館では極一部だけでした。
唯一、社会人の5つ年上のみんな「ねぇちゃん」と、呼ばれる女性がギターを弾きながらボーカルを歌うのですが、日本語の歌詞になったら、とたんに恥ずかしくって歌えなくなるから、全て英語の歌詞だと初めて会った時に私に教えてくれました。
私に頼んで来た子は同級生のドラムです。中学生の頃、吹奏楽部でリズム担当で、ドラムを叩きたいと、両親に頼んでドラムを買ってもらい2階の自分の部屋で練習しておりました。幸い北海道民は余程、真夜中では無い限り、ドラムを叩いても、私は日中ピアノを弾いても、ステレオで大音量でレコードをかけながら、そのシンガーより、大声量で歌っても、エレキギターにアンプを繋いで弾いても、怒られなかったのです。
私はご近所のお母様に道でたまたますれ違う時
「いつも、うるさくって申し訳ございません❗」
と、謝ると
「こちらこそ❗ただであんなピアノと歌とギターを聴かせて下さり大変ありがとうございます❗」
と、怒られるどころか、大変感謝されてしまうのです。やっぱり道産子は変わっております。
ギターの「しんちゃん」は同じ年なのですが、スカートを履きたく無いという理由で中学生から殆ど学校へは行きませんでした。今でようやく制服が男女どちらもズボンを履いても良いし、スカートを履いても良い時代になりましたが、当時は女子は制服が全員スカートなのです。私は特に冷え性です。北海道の冬に女の子なんだから、制服はスカートを履きなさい❗と男性教師が言うのだったら、まだ、分かるのですが、保健体育の女性教師が身体を冷やしたら、身体に悪いですと、言っておきながら、女子は制服はスカートに何故、疑問を持たないのかな❓私みたいな子供ですら、スカートに厚手のストッキングを履いても下半身が冷えて、ある時、お腹を壊して、保健室で寝たほどです❗何故、その女性教師がスカートは止めて下さい❗女の子の身体に悪いです❗と言え無いのですか❓私が教師だったら、校長に「制服は男女どちらもズボンもスカートも好きに選ばせて下さい❗女性だから髪を伸ばしてもいいけど、男性はダメとはどうしてあなたが言えるのでしょうか❓化粧をしたい男性だっておりますし、私はとにかく刈り上げ頭にしたいのです、私はパーマをかけたい、俺、実はロングソバージュにしたいという人間の自由を校長だからといって、あなたが何故です言えるのですか❓」
と、首になる覚悟で直談判致します❗それが言えてから、教員免許の試験を受けて良いのです。私達は部活帰り、東京にしか住んだ事が無い女性なら、やっぱり道産子は田舎者❗と、笑うでしょうが、とにかくみな寒いのが、分かっているので、部活の練習のジャージのズボンを履いたまま制服のスカートを履きます。北海道はとにかく、冬は寒いのです。ですから、家を建てる時、壁に寒くならないように造ります。家に入ったら、ちょっとストーブをたくと、半袖、半ズボンでも良い位、暖かいのです。
秋田に来て、ビックリ致しました。家に入ってもストーブをつけてもいつまでも、寒いのです。秋田も雪国です❗それに気付いたら、何故、北海道の大工さんのように家やアパートやマンションを造らないのですか❓
そんな事も分からずに大工として、よく人様からお金が取れますね。不思議でなりません。
また、話がズレましたが、しんちゃんがいち早く、それに気付いてしまった為、中学校へ3回しか行かずに多分、校長先生が卒業させてくれたのでしょう。しんちゃんは余り偏差値は高くなかったので仕方なく私立のある女子校に入りました。
ある女性があそこの制服が来たくて、あの学校へ入ったと言った人もおりますが、しんちゃんは制服のスカートを履きたく無いという理由で中退したのです。普通に通っていたら高卒になれたでしょう。学校の制服がスカートだった為、中卒です。
4年生大卒だったら、どんなにバカで仕事が出来なくても、就職には殆ど苦労しないでしょう。しんちゃんは偏差値こそ、そこそこでしたが、大人ときちんと会話が出来ます。所謂、地頭が良いのです。自力で何とか会社を造りました❗と、いうレベルで無い限り、しんちゃんが面接に行っても、中卒は取りません❗と会話もせずに門前払いをしてしまいます。
出来る人は顔を見た瞬間に即採用、即不採用と見抜きます。
そういうレベルになって、ようやく仕事が出来ると周りから言われるのです。
普通の人はしんちゃんを見てステージに立つと全ての人が男だけギターだ❗と思ってしまいますし、すれ違うと男か女か迷います。私はしんちゃんは女性らしいと一発で分かりました。
とにかく、手先が器用で、編み物とか、パッチワークとか、ビーズで指輪を作ったりして、それで会う人にその作った品物を見せて欲しいと言った人にお金を提示して、それなら買うと言った人からお金を戴き、それをスタジオの練習代を払ったり、ご飯を食べております。
あれだけ手先が器用だったら、アルバイトや面接をせず、最初は小さな小屋位の会社でしょうが、自分で社長になって、今はネットも使えるので、ずっと続けていたら、今頃、大規模になっていたはずです。
しんちゃんはそういう理由で中卒の資格しか持っておりません。しんちゃんを苦労させたのは周りの大人達です❗女性だからスカート、男性だからズボンと周りの大人達が言い続けたせいで、中卒です。女性だからスカート、男性だからズボンと言った全大人達❗あなた達のせいでしんちゃんは中卒になってしまったのです。全員に女性はスカート、男性はズボンと言った人達。しんちゃんに責任を取って下さいな❗
私達のバンド名はBRABOです。どういう理由でそうなったのか私は全く知りません。突然、ねぇちゃんとしんちゃんがバンド名をBRABOにした。と言ったので、ヘルプで入った私は全く意見が言えないし、分かり易いバンド名だったので、それ言いね❗と、言ったのです。
これほど分かり易いバンド名なのに、同じパンクバンドの違うアマチュアの女の子達しか、覚えてもらえず、何故かみな、あのハーフの女性がベース弾いているバンドだよねとばかり言われます。
私も薄化粧しただけで、皆さん「夜の女」と、勘違いされるのが、分かったので、ベースは一番目立たない楽器だと分かっていたので、私が一番好きな色が紫なのです。ですから、男性ギタリストよりも目立ってやる❗とわざと紫のアイシャドウに黒の口紅、真っ赤なハイヒールに網タイツにミニのビニール制のピカピカ光る黒いタイトスカートを履いて、まず私がベースですから、先にベースを持って来て、ある野外でアマチュアバンドどうしでそれぞれ演奏しておりました。
次が私達のバンドの出番だ❗と分かった瞬間、まず私がベースを持ちながら、赤いハイヒールに網タイツに黒のビニール制のピカピカ光るタイトミニスカートでアイシャドウが紫、口紅が黒のとにかく、腕が何故か細いのです。そんな私が全員男性達が
「あのハーフの女性の細い腕でベースなんか弾けるのか❓」
と、思われている事くらい分かっていたので、プロでもアマでも全男性バンド❗私にかかって来なさい❗私がおまえらを一発でぶっ潰す❗という覚悟でベースをとにかく、大音量でボーカルのねぇちゃんの声を邪魔しない程度におさえながら弾きました。全女性バンドがプリプリしか、やっていないのに私達だけパンクバンド❗私をパッと見た瞬間、全員プリプリをやるんだろう⁉️と、思ったはずです。
ボーカルのねぇちゃんが
「BRABOです❗ヨロシク❗」
そして、ベースの私が弾きます。そのリズムに合わせてドラムの女の子が叩きます。次にギターのしんちゃんがギターを弾いて、ねぇちゃんが「Ass hole❗」と、歌い出します。日本語に訳すとケツの穴、所謂、糞ったれ❗ファックユーと言った方がまだマシなくらい下品な言葉です❗みんな、私のような女性がコーラスでAss hole❗と、歌ってしまうので、全ての男性が驚きます。女性達も女性なのに、そこいらんのプロの男性バンドよりカッコいい❗と、言ってしまうのです。
多分、八代亜紀さんも逆にケバくしてやる❗と覚悟を決めてステージに立ったはずです。
単なるアマチュアバンドでエレキギターとベースを弾いていた私ですから、ステージに立つ前に覚悟を決めて、一番最初に登場したのですから。
八代亜紀さん。今度、私が産まれ代わったら、ジャニスジョプリンか貴女の声に産まれ代わりたいです。
八代亜紀さん。貴女の素晴らしい歌声に大変感謝致します❗
どうぞ、安らかに🌹
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