2024.1.11
多分、私が知っている医者で世界一の方がいらっしゃいます。
その方は秋田の何故だか分かりませんが、郡部に住んでおります。
皆さん、ワイルダーと呼びます。直接会ったら〇〇先生と言いますが。
私が大学病院に入院していた時、殆どの医者は受け持ち患者さんの事しか、分かりません。
唯一、ワイルダーだけが全精神科に入院している患者さんの名前と顔と病名を分かっておりました。
全員の医者が入って来ても、大学生の男の子と若い男性がお喋りして
「〇〇先生、おはようございます」
と言ってまた、喋り始めるのですが、ワイルダーが入って来た瞬間、その若い男の子達が固まってしまいますし、女性患者さんが朝食の食べるのを止めてしまうのです。
白衣のボタンを一切、締めずに小走りで歩くので、白衣がヒラヒラさせながら
「おい❗〇〇。いくら入院しているからと言って大学留年して親を泣かすなよ❗さっさと退院しろ❗」
私が一番美人だと思った女性に対しても
「おい❗ΧΧ。男性医者に媚を売って玉の輿に乗ろうと思うなよ❗」
と、ズバズバ言いながら、自分の受け持ち患者さんの状態を診ます。
そして、大丈夫だなと、確認したら、診察室まで小走りに戻って行きます。
大学病院の医者のお給料は実はかなり低いのです。
まだ、普通のサラリーマンの方がマシなのです。
普通のサラリーマンは休憩も取れますし、お昼ご飯も食べられます。
殆どの医者でも、お昼ご飯を食べるのに、私の主治医J先生と、ワイルダーだけ、全患者を診終わるまで、一切、休憩もとらず、お昼ご飯も食べません。
大学病院でこのお二人だけでした。朝の8時半から、下手すると夕方の5時過ぎまで、一切、休憩せず、ご飯も食べません。
このお二人は結婚なさっているのですが、お弁当を持って来ません。
多分、大事な妻が作ってくれたお弁当を食べられなかったら、妻に申し訳ないと思ったから、一度もお弁当を持って来た事が無いのです。
多分、病院の食堂に駆け込み、5分で食べて、また、入院患者さん達を診ます。
下手すると当直を担当すると一睡も出来無いで、また、入院患者さんを診て、大丈夫だなと確認すると、また、小走りで診察室まで行き、通院して来た患者さんを全員診るまで、一切、休憩せず、ご飯も食べず、また、小走りで食堂に行って5分で食べて、また、入院患者さん全員診て、大丈夫だなと確認してから、ようやく家に帰ります。
しかし、家に着いた途端に受け持ち患者さんの様態が悪くなったら、急いで大学病院まで駆け付けます。
殆ど寝ずにご飯も食べず、休憩すら出来ません。
まだ、サラリーマンの方がマシなのがお分かりでしょう。
私は騙し血管と自分で言っております。血管が非常に見え易いのですが、赤ちゃん用の細いサーフローでなければ10分もしない内に血管が逃げて皮膚が腫れ上がります。
ですから、秋田市の全看護師が見ぬけませんでした。
ある女性看護師さんに
「私の血管は見え易いのですが、赤ちゃん用の細い管では無いと10分もしない内に腫れ上がりますから」
と、言っても
「のぞ美さん。大丈夫❗私こう見えても点滴打つの上手いから、全員血管が逃げた事が無いから、安心して❗」
と、大人用の管を差します。
全ての医者もそう言って差します。
そうすると10分しない内に腫れ上がります。
それを女性看護師に見せて
「ですから、私、あんなに言ったでしょう⁉️これを見て下さい」
と、言ったら、その看護師さんがビックリして、暖かいタオルで腫れを引いたら、サーフローで差して下さいました。
J先生に頼むと
「のぞ美さんが言うのなら、今
ナースステーションへ行ってサーフローを持って来るね」
と、J先生だけ自分で持って来てサーフローで差して下さいました。
ある時、ワイルダーと女性看護師さんが入って来て
「のぞ美さん。今から点滴を打つから腕を見せて下さい」
と、見せたらワイルダーが
「サーフロー持って来て」
と、私の血管を一発で見抜きました。女性看護師さんが
「のぞ美さん。大人の女性ですから、大丈夫だと思います」
と、言ったら、ワイルダーが
「いいから、サーフローを持って来い❗」
と、怒鳴ったのです。
ワイルダーは1ヶ月も十部粥も食べれず、夜はエンシュアのココア味だけ飲んで栄養点滴で命を繋いでいるのぞ美さんに一刻も早く点滴を打たなければのぞ美さんが死んでしまうと、思ったから、看護師に怒鳴り付けたのです。
「のぞ美さん。少し痛いけど我慢して下さいね」
と、言ったのですが、全く痛くなかったのです。
ワイルダーだけ、年下の全患者さんを呼び捨てするのに、私にだけ、のぞ美さんとさんを付けて下さるのが分かりませんでした。
年上でも、年下でも、全員ズバズバ言うのに、私にだけ一言も言いませんでした。
実は私の主治医のJ先生とワイルダーは唯一話せる医者仲間です。他の医者とは仕事以外は口も聞きません。
お互いに頑張っている医者同士ですから、お互いにリスペクトし合うのでしょう。
その病院を退院して、いくつかの病院を入退院して、ある病院で強制退院させられました。
その病院の薬剤師の女性に
「中田さん。お薬2週間分出しましたから、2週間後に通院なさって下さい」
と、渡そうとした時
「ちょっと待って下さい。〇〇先生が薬を変えると指示されましたので、もう一度、薬を入れなおします」
「こちらのお薬を飲んで2週間後にいらして下さい」
私は強制退院させられてパニックになって気付きませんでした。どんなに薬を飲んでも、身体が震えて来て、精神も安定せずに、とうとう大学病院へ救急車で運ばれました。
その時の当直がワイルダーだったのが、助かったのです。
殆どの医者はお薬辞典を持って来て薬に彫られた番号を見ながら、薬の種類が分からないのに、ワイルダーが一発で薬の両が私は多いので、まとめて一方にされるので、その袋を見て
「のぞ美さん。これ全部胃腸薬だそ。安定剤が一つも入っていない」
その瞬間私は〇〇先生にハメられた❗今で言うドクハラです。
プロの医者なら知っているはずです。安定剤を飲み続けた患者に全部一気に安定剤を止めると、身体が震えて来て、精神も安定しない事が。だから、全部胃腸薬にしたのです。そうされ
た患者さんが死んでしまう事くらいプロの精神科医なら解るはずです。
J先生もワイルダーもそんな事致しません。
私はパニックになって救急室から出て行って走ってしまい、どうすれば良いのか分からなくなりました。ワイルダーが走って来て私の肩を掴まえ
「のぞ美さん❗今日は家に帰って、とにかく寝なさい。明日、土曜日も寝たままでいいから、日曜日の当直がJ先生だから、夜、救急車で運ばれて来なさい❗まずは落ち付いてずっと寝てていいから❗」
医者ならば分かっているはずです。そういう事を話したらいけない事を。〇〇先生がのぞ美さんをハメた❗と気付いて、このままならばのぞ美さんが死んでしまうから、言ってくれたのです。
こうした人こそ医者になって良いのです。私はワイルダーのお陰で命を救ってもらいました。もし、J先生でもなく、ワイルダーでは無い医者が当直だったら、今頃、私はこの世にいなかったでしょう。
ありがとうございます❗
Doctor-X ワイルダー様
中田のぞ美 拝
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