高見沢俊彦は全てやること成すことが逆な人なのです

2024.8.5

 前に泉谷しげるさんが

「拓郎なら、すぐに女を呼んで来い❗と言うからな❗」

と、さだまさしさんに言うと、笑っておりました。

 泉谷しげるさんはさだまさしさんを最初は暗いヤツだし、精霊流しなんか陰気臭くて、ロックの方がいいじゃねぇか❓と思っておりましたが、さだまさしと話すと、全く金と女の話しをしないし、コールアンドレスポンスなんかお構い無しに、そのまま、観客を置き去りにして、ライヴをやっているし、歌詞がる~る~るるる~しか無いから、さだまさしの方がロックしていると思ったよ❗と、言ったのです。

 吉田拓郎さんも、あるミュージシャンと話すと、女の話ししかしないし、ある男性と話すと、株の話ししかしないから、女性たちと飲みたいのです。

 女性が吉田拓郎さんに男の話しや金の話しなんかしない事が分かっているからです。

 偶々、アルフィーと、昔

「何で俺たち女性にこんなにモテないんだろう❓」

と、キャバクラに行こう❗と、行ったら、ママやホステスさんたちが全く無視をするのに、若い男性サラリーマンたちだけが

「吉田拓郎さんですね❗握手して下さい❗」

「アルフィーの高見沢さんも、こんなキャバクラに来られるのですか❓」

と、男性たちしか気付いてもらえないから、吉田拓郎さんが

「俺が先に入るから、30秒遅れて、高見沢が入って、坂崎が入って、桜井が入れ❗」

と、作戦を立てたのです。

 吉田拓郎さんが入っても、誰もママやホステスさんたちが矢張、気付かなくて、30秒遅れて、俊彦が入ると

「吉田拓郎さんですね❗」

「やぁ❗君はアルフィーの高見沢君❗君はアルフィーの坂崎君❗君はアルフィーの桜井君❗」

と、その努力もむなしく、男性たちしか気付かれなかったのです。

 別に水割り作って❗と言わないから、隣に座って、俺たちだけで話すのに、と思っているのにです。

 「今度はディスコに行って女性をナンパしよう❗」

と、何軒かのディスコに行っても、全男性たちしか気付かれなくて

「吉田拓郎さんですね❗アルフィーの高見沢さんですね❗坂崎さんですね❗桜井さんですね❗」

と、誰一人として女性たちに気付いてもらえなかったのです。

 「あそこのアイスクリームを食べよう❗」

と、4人でアイスクリームを食べたら、吉田拓郎さんが

「僕ちゃん。お腹痛いから帰る」

と、アルフィーを置いて帰ってしまいました。

 これが、僕ちゃん。お腹痛いから帰る事件です。

 俊彦は

「全部、奢ってもらって有り難かったかったのですが、非常に迷惑でした」

と、歌っておりました。

 アルフィーのメンバーも金と女の話しはしたく無いのです。

 ある時、吉田拓郎さんが気を使って

「高見沢❗あの女性たちをセッティングしたから一緒に飲みに行こう❗」

と、誘ったのですが

「少し、体調が悪いので失礼致します」

「あっ、気をつけて❗」

と、返して、女性たちに散々振り回されて、とにかく大変だったそうです。

 よく美人女優さん、3人組に一流俳優さんが誘われたら、必ず断るけど、若い男性スタッフは全く分からないから、付いて行くのですが、その3人組に振り回されて、ヘロヘロになってしまうからです。

 一見華奢な美人女優さん程、お酒が強い人はいない事が分かっているから、一流俳優さんたちは嘘を付いて断るのです。

 多分、吉田拓郎さんは女性たちに

「あっち行こう❗」

「こっち行こう❗」

と、連れ回されて

「高見沢❗おまえが逃げたから、こうなっちまったんじゃねぇか❗」

と、女性たちの洗礼を浴びて、次の日は丸1日眠った事でしょう。

 TΧ2 Showという番組がございました。

 吉田拓郎さんと、俊彦がホストになって女性ゲストを迎える番組です。

 俊彦は司会進行に一生懸命です。何故なら、あの男性スタッフさんは3日も眠っていないし、あのカメラマンさんも、徹夜続きだから、早くやらないとと思っていたのに

「高見沢❗進行ばかりしていないでもっと女性と話そうぜ❗」

と、言った瞬間に全男性スタッフたちが倒れてしまったでしょう。

 バイオリニストの高嶋ちさ子さんがゲストの時に何故か

「今度、写真集を発売なされるバイオリニストの高嶋ちさ子さんです❗」

と、俊彦が言った時、高嶋ちさ子さんは今までも写真集を出していないし、これからも写真集を出す予定が無いけど、高見沢さんが写真集を出す❗と言ったから、私、写真集を出さないといけないのかしら❓と、5秒位、フリーズして、俊彦の方を見て

「え~っ❗」

と、驚いたら

「間違えました❗こちらのお方は次週のグラビア女優さんでした」

と、言ったら

「高見沢❗プロのバイオリニストの高嶋ちさ子さんが写真集を出す訳が無い事ぐらい分からないのかよ❗」

と、突っ込まれておりました。

 本当は全部、吉田拓郎さんがやるからと言われたので出たのですが、高見沢❗おまえがこれやって❗あれやって❗と押し付けたので、話しが全く違うと思いながらのテレビ出演でした。

 それまで、俊彦は自分はテレビは余り好きではなかったのですが、自分はテレビに意外と向いていると思ったそうです。

 無名の頃にラジオ局の電話を2回パンクさせている筈です。

 桜井と幸ちゃんは不安が的中したのです。

 吉田拓郎さんのラジオ番組にゲスト出演した俊彦が

「拓郎さん。僕、勉強しないがら、ラジオを聴いていたら、拓郎さんの今日までそして明日からが流れて来て、人間病気や事故に遭わない限り、今日生きてで明日も生きるのが、当たりめぇ~じゃねぇか❗こんな当たりめぇ~の歌を創って歌っている吉田拓郎って、バカじゃねぇ~かのか❓と思いましたよ❗」

と、言った瞬間、ボンっ、バンっと、言った音の後に全く知られていないアルフィーのレコードを流した筈ですから、電話がひっきりなしにかかって、とうとうパンクしてしまったでしょう。

 アルフィーのオールナイトニッポンで、俊彦が

「拓郎さん。高校のガキの頃に思った事ですから、許して下さいよ~❗」

と、言ったし、もう1つは中島みゆきさんがオールナイトニッポンで

「アルフィーの高見沢君をロープに縛ってヘリコプターで家に連れて帰りた~い❗」

と、叫んだ瞬間にラジオ局の電話がひっきりなしにかかって、また、パンクさせてしまいました。

 俊彦だけ無名のバンドの一ミュージシャンが何かやってしまうのです。

 まだ、全く売れていないのに

「夢さがし~アルフィー高見沢俊彦物語~」

と、本になっているし、ヒット曲無し武道館はアルフィーだけなのです。

 何故かやること成すことが全部逆の人なのです。

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