お寺の息子さんは名前で分かります

2024.8.7

 私に来て下さる訪問看護師の年下の女性が

「のぞ美さん。実は私、出産の為、育休で休む事になりました」

「おめでとうございます❗〇〇さん。3人目ですよね❓

直ぐに息子さんの風邪をうつされるから、お身体に気をつけて下さい」

と、言うと

「私の主人はお寺の息子ですが、お父さんが寛大な方で、寺は継がなくてもいいと言ったので、普通のサラリーマンですし、主人も新年に、子供たちと神社に行きたかったら、俺は行かないけど、自由にしていいよ❗と、いう旦那なので助かっております」

と、言ったので

「もしかしたら、旦那さん、難しいお名前ですか❓」

と、訊くと

「漢字は余り難しくは無いのですが、訓読みなので、一度で読める方は余りいらっしゃら無いのです」

「どういったお名前なのでしょうか❓」

と、そのお名前の漢字で変わった読み方を矢張、致します。

 お寺の息子さんはお父さんが殆ど名付けますし、お寺を継ぐ継がないに関わらず、中国の漢字辞典で名付けております。

 函館山ロープウェイに勤めていた時にも、私と違って早番専門の女性と仲良くなりました。

 その女性もお寺の息子さんとお付き合いしていて、とにかく、難しい漢字で、日本人は一度で読める方は皆無です。

 実は南こうせつさんもお寺の息子です。

 ですから、平仮名にしているのです。

 高見沢俊彦も、もし、何かの事情でシングルファザーでしたら、あのルックスで

「高見澤金太郎」

と、命名された筈ですから、テレビやステージに立ったら、声援は

「金ちゃ~ん❗」

になっていた事でしょう。

 「お一人づつ出身地と自己紹介をお願い致します」

と、言われたら

「高見澤金太郎と申します❗さいさま県蕨市出身です❗」

と、言ったら、ある意味で有名人になる事でしょう。

 多分、お母様とお兄様にお父様が説得されて、漢字辞典を見て、お父様は元国語の教師でしたから

「俊彦(シュンペイ)。誰よりも優れている。何処よりも秀でている。よし❗これにしよう❗」

と、としひことようやく名付けられたでしょう。

 漢字一級の問題に出ております。

 ある若い男性が

「俊彦と書いて何と読む❓そんなのアルフィーの高見沢しか知らね~よ❗」

と、YouTubeに出ていて思わず笑ってしまいましたし、Facebookの女性のお友達がその投稿を私の為に載せて下さいました。

 私の中学校で私は一度も授業を受けた事が無いので、分かりませんが、その男性教師の娘さんがアルフィーが大好きなようで、その国語の教師はテストに出る所を全く教えずに

「高見沢俊彦のこの歌詞はおかしい❗」

と、俊彦の歌詞の説明やダメ出しばかりしているらしくて、その先生の授業を聞いている生徒たちは

「アルフィーの高見沢さんの歌詞のダメ出しはもういいから、明日の期末テストの勉強を教えて欲しい❗」

と、思っているみたいですから、私ならば

「〇〇先生❗それは俊彦の伝えたい事を理解なさっていないですよね❓」

と、その先生とやり合っていた事でしょう。

 俊彦はシュンペイと本当は読むのです。

 お寺の息子さんならばそう名付けられたでしょう。

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