私は好きな男性とは一緒に暮らせない

2024.8.9

　よく男性は素っぴんが綺麗と言いますが、女性はいつも化粧をしておりますよね❓

　親しくなったら、素顔になるから、男性にしたら、二度美味しいからです。

　よく、女性の寝顔は可愛いと言いますが、私は一緒にとてもじゃ無いけど、寝れません。

　寝ている間は責任は取れないからです。

　多分、歯医者で

｢歯が大分摺へっておりますから、かなり歯ぎしりをしているでしょうから、歯に気を付けて下さい｣

と、必ず言われてしまいます。

　昨年の水害で避難した時に知り合った年下の男性が

｢スマホの充電を僕ので良かったら、してあげますよ❗｣

と、言って下さって、スカルのスマートケースを見せて、多分、私のルックスならばせめてで花柄のスマートケースと思ったでしょうし、画面に俊彦の写真を載せていたのでまたまたビックリした事でしょう。

　｢僕、余り眠れ無いのです｣

と、その男性は身体が少し震えていたので、安定剤を飲んでいる男性だなと分かってしまいました。

｢私も余り眠れません｣

と、言って眠剤を飲んで2時間位、寝てしまったので、起きてお手洗いに行きたかったのですが、そこの建物がもう、トイレが使え無いので、駅前まで行かなくてはならないので、階段をおりて、お手洗いに行こうとしたら、知り合った女性が

｢女性トイレだけ、何故か電気が付かないから、スマホの光を出さないとお手洗いが見えないから｣

と、教えて下さって、スマホの光が出るように説明を受けている間に階段から落ちそうになって、年上の見知らぬ男性が手をつないで助けて下さました。

　お手洗いに入って、私が出ると年上の女性が入って来たので

｢私のスマートフォンを良かったら、お使い下さい｣

と、言って渡して

｢ありがとうございます｣

と、言って帰る時、駅裏の周りが湖になっていて、ある男性が階段の3階で座っていたし、ある女性はベンチで横になっていて、観光客の女性たちが歯磨きセットを持ちながら、お手洗いに入って行きました。

　私は避難が早かったから、畳の部屋で良かったのですが、市役所の職員の皆さんは寝ずに走り回っているので、若い男性に

｢疲れたでしょう❓｣

と、訊くと

｢はい｣

と、項垂れているのです。

　私が帰って来ると、その年下の男性が

｢見かけと全く違いますね｣

と、言われたので

｢もしかしたら、いびきをかいてましたか❓｣

と、訊くと、自分の方が申し訳なさそうに

｢はい｣

と、言ったので

｢寝っ屁をしましたか❓｣

と、訊くと

｢寝っ屁とは何ですか❓｣

と、訊いたので

｢おならをしましたか❓｣

｢おならはしておりません｣

と、言われたので、内心それだけは良かったと思ったのですが、矢張、私は誰とも一緒に暮らせないと思ったのです。

　しかし、高校の修学旅行から帰って来たら

｢死んだかと思った位、眠っていたから驚いたわよ❗｣

と、母に言われた位に何も寝息すらたてずに、寝返りもうたないで、静かに眠っていたそうですが、それは稀でしょう。

　私は何とも思っていない人は素っぴんを見せられるのです。

　勿論、外は化粧を致しますが、入院したら、寝る時は素顔ですから、医者や看護師や男性患者や女性患者にはどうしても素顔を見せてしまうし、心電図をとる時。胸を隠してはとれないし、股の抜糸は男性の医者ですから、恥ずかしがってはいられない事は分かっておりますし、何とも相手も思っていないので、平気ですが、相手か好きな男性ならばとても恥ずかしくて、逆に私は拒否してしまいますから、素っぴんも見せられ無いのです。

　ですから、好きな男性とは一緒に暮らせないのです。