BUCK-TICKの櫻井敦司を見習いましょう❗

2024.10.13

 あるアレンジャーの男性がこう仰っておりました。

「私がアレンジすると、普通は作詞・作曲なさったミュージシャンの方がアレンジを変えてくれ❗と仰るのですが、私がアレンジしたらBUCK-TICKの櫻井さんだけ、ご自分の作詞の方を変えて下さるのです。

 ポリシーが無いというよりも、人に嫌な思いをさせたくは無いというお気持ちの方が強いお方なのです❗」

と、雑誌でこう仰っておりました。

 作詞・作曲なさった方は自分が作ったのだからとアレンジの方を変えてくれ❗と殆どの人は言ってしまいますが、BUCK-TICKの櫻井敦司さんは

「僕の詞にこのようなアレンジをして下さったのだから、少し詞を変えた方が良いのだな」

と、常に他人を思いやる方でした。

 あのようなミュージシャンは希有です。

 作詞・作曲が一番でアレンジは二番なんて、誰が考えたのでしょうか❓

 そのアレンジによっては、もっと素晴らしい歌になっている楽曲もあるのにです。

 しかし、最近、作詞だけの方は少ないです。

 作詞すると、作曲もしてしまうし、作曲するとアレンジもしてしまう方が増えたからです。

 どちらも全て出来る人はそれでよろしいのですが、シンガーソングライターの作詞だけ、作曲だけ、アレンジだけの全てのレベルが私には下がって来ているような気がしてならないのです。

 松本隆さんのような、あんな世界を書けるシンガーソングライターは稀ですし、BUCK-TICKの櫻井敦司さんの作詞はパッと見、バカっぽいようで、人間の奥がとにかく深いのです。

 作詞だけに専念する人のプライドがある気が致しますし

「私は商業作曲家です❗」

と、ヒットさせる事に重きを置いた、筒美京平さんも、私はプロだと思いますし、逆に

「商業作曲家にはなれません❗」

と、言ったUP-BEATの広石武彦さんも、私はプロだと思います❗

 私はどんな人でも、自分の思っている事を自分の言葉で話す人しか信用致しません。

 人の受け売りだったり、今でいうコピペの文章だったり、インテリぶって、あなたは何を言いたいの❓それって、あの作家の文章ですよね❓

あなたの考えはどこ❓という人には全く興味がございませんし、拘る人もよろしいのですが、BUCK-TICKの櫻井敦司さんのように、自分の方が相手に合わせる人も稀ですから、私はプロだと思います❗

コメントを残す