高見沢俊彦の凄さ

2024.10.19

 なんだかんだ言っても、俊彦はブレ無い。

 あれだけ、バラエティー番組に出ても、歌番組に10代のアイドルたちと出ても、ラジオ番組をずっとやっていても、64歳にして小説家デビューしても、ソロをやっても、違うアーティストに楽器提供しても、実はその他にESSEという、主婦の方が多く読む雑誌の漫画紹介のコラムを書き続けているが、一切、THE ALFEEを休んだ事は無いし、音楽性にブレが無い。

 ゴッドオブDJと呼ばれている坂崎幸之助はアルフィー合わせて3本のラジオ番組を持っている。

 桜井賢が何故、仕事をセーブさせるかというと、半月板を手術したし、ソロが一番多いから、喉を休ませたい為に俊彦がバラエティー番組にも、ラジオ番組もやっているし、イベントでは一人だけ、フライングをやっている。

 多分、最高齢だろう。

 一回、桜井賢にやらせたら、とんでもない事になった。

俊彦と幸ちゃんは分かっていながら、笑っている。

桜井賢は大の高所恐怖症なのだ❗

 イベントの登場の時、必ず高い所からスタンバイするが

「暗いから見えないので助かっている」

と言っていた。

 もし、下が見えたら、桜井賢は全く動け無いだろう。

 俊彦はみんなが飛行機で1時間で次のライブ地方に行く時、一人だけ、新幹線で4時間掛けて行った。

 その4時間の間に小説を完成させる為である。

 原稿を取りに来た男性が

「もう、出来たのですか❓」

と、驚いたので

「いらないの❓なら、捨てるけど」

と言うと、慌てて

「いります❗」

と、小説を書くようになってから、曲創りも早くなったそうだ。

 そして、春夏ツアーが始まる前にリハーサルが始まり、ツアーに入ると、夏のイベントの計画に入る。

 その間に新しい曲創り、違うアーティストに頼まれたら、その曲も創る。

 ツアーが終わっても、夏のイベントのリハーサル。

 夏のイベントが終わっても、秋冬ツアーに入る。

 そして、アルバムを創らなくてはいけなくなると、休む暇等無い。

 その間にコラムや小説やTVや自分のラジオ番組を2本。

 持ち番組のTVの収録は3本撮りでも

「3本目で、もう食べられないと思ったら、美味しくて食べてしまった❗」

と、桜井と幸ちゃんからは

「育ち盛りのおじいちゃん❗」

と、言われる程、よく食べる。

 ただギターを弾くだけでも、本番前にあんなに食べる人はいないのに、歌も歌うのに、卵かけご飯を丼に必ず食べてから、直ぐに本番に入る。

 何故なら、昔からお腹いっぱいになると、歌を歌いたくなるという癖があるらしい。

 「お腹を空かせた狼よりも、腹一杯の狼の方がいいじゃん❗」

と、言っていたが、だから、女性が寄って来ないのだ❗と私は思った。

 俊彦よ❗女性は飢えた狼の方がギラギラしていて、危険だと分かっていても行ってしまうモノだから、お腹いっぱいの狼だったら、魅力的では無いどころか、存在すら気付かれ無いのですよ❗

 ライブでは必ず、俊彦が引っ張っている。

 走り回って、桜井と幸ちゃんは歌いながら、見ているし、転んだら

「やっぱり❗」

と、笑いながら見ているし、メンバーの一人が間違えても、後の二人は知らない顔をする。

 しかし、毎回ライブは3人とも絶好調では無い。

 誰かが調子が悪いと、後の二人がカバーする。

 そこは50年やって来たバンドマンの強いところだ。

 30代の頃は会場の人が

「もう会場は貸せません❗」

と、言われるまで、アンコールをやっていたが、今は2回で終わるようにしている。

 メンバーの平均年齢が70歳だし、俊彦がいくら体力があるといっても、3回目のアンコールをやらせて、もし何かあったらと、お客様も2回目のアンコールで、帰るようになっている。

 一番最後にステージに立つのが、俊彦である。

それはステージ袖で必ず手を合わせて祈ってから、ステージに立つからである。

 多分、全ての人々に怪我が無いようにと祈っているのだろう。

 俊彦をよく知らない人は線が細くて、髪が長いからナヨナヨしていると勘違いするが、俊彦以上に真の通った人を私は知らない。

 だから、なんだかんだ言っても、高見沢俊彦はTHE ALFEEと、その音楽性にブレが無いのである。

 その他、俊彦がパソコンを使って、今日1日の終わりに配信まで送っている。

 たまに、少し疲れた顔の時もあるが、いつも笑っている。

 高見沢俊彦は笑顔の写真が殆どなのだ。

 いつも、一番笑っているから、元気なのだろう。

 高見沢俊彦はいつもこう言っている。

「悲しみは3分の1になるし、喜びは3倍になるのが、俺たちの良さだ❗」

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