せんこーの言う事も聞かない不良たちや発達障害の男子が私の言う事は聞いてくれた訳

2024.12.1

 皆さん、学校の成績が悪い人はどうして成績が悪いのか❓

1.学校が嫌いだから

2.教師が嫌いだから

3.好きな教科が無いから

その3つに集約されます。

 不良と呼ばれている男子程、純粋な人はおりません。

 先生が夜な夜なホステスやコンパニオンと飲んで歩いているのに、学校に来て、生徒たちに上から目線で話したら、誰も言う事を聞く訳が無いし、大学生時代にホステスやコンパニオンのアルバイトをして楽にお金を稼いだ女性教師の言う事を聞く筈が無いのは当たり前でしょう。

 不良(今の言葉ではヤンキー)と呼ばれている男子は敏感に察します。

 ですから、教師の言う事を聞かないのです。

 その男の子の方が健全ですよね❓

 しかし、その男の子が言う”せんこー”たちの言う事は聞かないのですが、私が

「〇〇。ΧΧちゃんが困っているから、手を貸してあげて❗」

と言うと

「中田が頼むなら、俺たちでよければ」

と、ΧΧちゃんを助けてくれました。

 それは何故かというと、ある不良グループの番長格の男の子が

「俺、あの国語の女性教師が嫌いだから、今日4時限目だろ❓お昼のサイレンが消防署から出たらみんなでカンペン落として驚かせてやろうぜ❗」

と、言って、不良グループの男の子たちは

「俺もやる❗」

と、4時限目に殆どの男子と女子は二人だけ、カンペンを落としました。

 カンペンとは私たちの時代は皆、使っていて、ひとつのカンペンを落としただけでかなりの音がします。

 国語の女性教師は

「何なんです❓カンペンを落とした生徒は放課後職員室に来なさい❗」

と、怒って授業は取り止めになりました。

 私はこの時、クラスで一番の成績をとっていて、学級委員長でした。

 私の痛恨のミスです。

 勿論、私はカンペンを落としてはおりませんが、学級委員長として、給食前に一人でその女性教師に詫びを入れるべきでした。

 放課後、私は掃除当番でした。

 カンペンを落としていないクラスの男子が

「あいつら、みんな、職員室で正座させられている❗」

と、私たちに伝えに来ました。

 その時、私は

(しまった~❗)

と、思い、残ったみんなに

「私もカンペンを落とさなかったけど、あいつらに止めようよ❗と言えなかった。カンペン落としたあいつらだけが悪いのでは無くて、止められなかったみんなも責任があると思う❗みんなで謝りに行こう❗もし、許してくれなかったら、私一人で、責任を取るから❗」

と、言ったら

「女は来るな❗」

と、庇われた女生徒もカンペンを落とさなかった男子生徒たちも、みんな

「行こう❗」

と、言った中、たった一人の女生徒が

「私は関係無い❗あんた一人で行けばいいじゃん❗私、ウチに帰って勉強が忙しいから❗」

と、言われた瞬間、私は

「この女生徒すら説得出来ないで、今まで、学級委員長をやっていたんだ❗あいつら、足が痛いだろうに」

と、思ったら、初めて人前で泣いてしまった。

 他のクラスメイトは

「中田さんが悪いんじゃないんだし、バスケットボール部に行かないといけないから、あいつらだけで正座させとけばいいよ❗」

と、掃除が終わったら、バスケットボール部に行け❗とみんなで送られた。

 その不良グループが教室に帰って来た時、残った男子が

「オマエらのせいで、中田が泣いたんだぞ❗明日、謝れよ❗」

と、言ったらしい。

 次の日、クラスに入ったら、黒板いっぱいに

“中田❗ごめんな❗”

と、チョークで書かれてあり、20数名の男子の名前が書いてあった。

 担任の先生は

「なんだ❗これは❓」

と、驚いていたが、私は

「何でもありません❗」

と、黒板を一人で消して、みんなに一礼して席に戻った。

 ある時、その番長格の男の子と隣の席になったら、私は数学が95点、英語が98点だったが、その男の子は数学と英語が毎回100点だった。

 他の教科は0点や良くて28点だった。

 函館の偏差値の高い高校に入る為には全ての教科が85点以上取らなければ入れなかったが、私は

「〇〇。数学と英語が大好きなんだね❓いつも、100点だから❗」

と言うと

「うん❗数学と英語だけ好きだから、お袋に頼んで公文に行かせてもらっている❗他の教科は全く興味無し❗」

と、言った。

 私はどんな人にも話せる事が出来るのが取り柄だろう。

 2年生になった時、今でいう、発達障害の男の子がいた。

 廊下を歩く度、女生徒が

「キャー❗キャー❗」

と、逃げて行くから、その男の子はどうせ自分の事を嫌いなんだろう❗と、逆に女生徒を追いかけて益々、キャー❗キャー言わせていた。

 偶々、私がその男の子の前の席で先生が配る紙をその男の子に配ろうとすると、ノートに怪物くんのイラストがプロ並みに描かれていたのを目にして

「ねぇ~、〇〇。私のノートに何かイラストを描いて欲しいのだけど」

と、頼むと

「中田。俺でいいの❓」

と、訊いたので

「私のノートでよければ、描いて❗」

と、授業中に一生懸命描いてくれた。

 そのイラストもプロ並みである。

 偶々、クラスに漫画研究会の男子がいたので

「ΧΧ❗このイラスト〇〇が私の為に描いてくれたの❗」

と、自慢気にその男子に見せたら

「〇〇❗こんなにイラストが上手いなら、漫画研究会に入らないか❓」

と、誘われ

「俺でいいの❓」

と、その日に漫画研究会に入って、友達が出来たし、もう女生徒はキャー❗キャー❗言わなくなり、その男の子も追いかけなくなった。

 私が伝えたい事は学校で弾かれても生きて行く道はいくらでもあるという事と、必ずしも、学校の成績が悪いからといって、その人が悪い訳ではないし、自分の得意分野を見つけられたり、周りの人が探してあげたら、みんな、何かで生きて行けるし、誰かの役に立っている筈だという事です❗

 学校が嫌いでも、勉強が嫌いでも、人は生きて行けるし、誰かの役に立っているのが人というモノです❗

 お互い得意な事で協力しあって、特に優れたところが無くても、生きているだけで、あなたの人生は万々歳です❗

 産まれただけで、あなたは尊いことを忘れないで下さい❗

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