サンタ🎅さんを信じさせてくれた両親に感謝❗

2024.12.25

　私は小学5年生まで、サンタさんを信じていた。

　否、今でも信じていたい。

　近所にご両親からプレゼントをもらっているきょうだいが居て

｢のぞ美ちゃん❗サンタなんて居ないんだよ❗信じているなんて子供だね❗｣

と、クリスマス近くになると、良く喧嘩をしていた。

　そして、私は少し疑って、母が

｢今年はサンタさんに何のプレゼントを頼むの❓｣

と、訊かれて

｢サンタさんなら、言わなくても、私の欲しいモノを分かっているから❗｣

と、言わない私に両親は相談したらしく、次の日、母が

｢のぞ美。サンタさんにお手紙を書いて❗サンタさんの秘密のポストがあるの。そこはのぞ美が分かったら、サンタさんは怒ってプレゼントをくれなくなるから、お母さんが後で、コッソリ、ポストに入れて来るから｣

と、言われて、私は一生懸命、手紙を書いて、母に預けた。

　勿論、母が中身を見て、父に伝えて、父がプレゼントを買って、クリスマスイブまで、何処に隠そうか❓と悩んだらしい。

　忘れもしない、小学4年生のクリスマスイブのプレゼントになんと❗サンタさんから、イラスト付きでお手紙まで、入っていた❗

　また、近所のきょうだいが

｢サンタなんて居ないんだよ❗｣

と、言ったので

｢私はいい子にしてるから、プレゼントだけではなくて、サンタさんからお手紙までもらったんだよ❗｣

と、言った。

　約１年後、そのサンタさんのイラストも文字も父が描いたモノだと気付いたが。

　私の父は文字がペン習字を習った女性のような美しい文字を書くし、イラストも得意だった。

　真っ赤な帽子に白いお髭のサンタさんのイラストを良く考えたら、サンタさんが自画像を描く筈が無い。

　小学5年生のクリスマスイブに私が眠ったと思っていた母が私の枕元にプレゼントを置きに来た事で、眠った振りをしながら

(サンタさんはやっぱり居ないんだ)

と、少し寂しかったが、両親がプレゼントを何処に隠そう❓と悩んだり、イラスト付きのカードまで描いてくれた事を今でも感謝している。

　良く、家が商売をやっている人はサンタどころでは無いし、親が居ない人もたくさんいるが、私は子供たちや大人でも、｢サンタさんはいるよ❗｣

と、伝えていきたい。