2025.2.13
私は何故か名前も知らない男性たちから、いきなりプレゼントをいただく。
今まで、一番不思議なプレゼントは多分、BOOWYのコピーバンドをしていたエレキギタリストの男性だった。
私はエレキギターを弾いていたが、ヘルプでエレキベースをやっていた頃、一人だけ社会人の5つ年上の通称・ねぇちゃんと呼んでいる実家の町興しで、色んなバンドを集めてライヴをやる企画があり、運転が出来るねぇちゃんの車に乗って、学校に行った。
私達は出番まで、教室で喋っていたので、他のバンドは一切観ていなかった。
私達のバンドは4人で全て女性だったが、パンクロックばかりだった。
当時の女性バンドはプリンセス プリンセスをコピーする人が多かったが、私達は
「カッコ悪い❗」
と、笑って観ていた。
そして、全て歌詞が英語だった。
ギターとボーカルのねぇちゃんが
「カラオケだったら、中森明菜とか日本語の歌を歌えるけれど、ステージに立ったら、日本語なら、とてもじゃないけど、恥ずかしくて歌えないから」
と、私に教えてくれた。
私達が出ると、全ての観ている人々は口をぽか~んと開けたまま、手拍子も何もなかった。
みんなの顔が初めて見るモノのような顔だったが、予想は出来たので、そのまま、云わばヤり逃げでステージから降りた。
そして、帰ろうとした時、ギターの通称・しんちゃんとベースの私にだけ、中学生の女の子達が
「ピック下さい❗ピック下さい❗」
と、押し寄せて来て、私のピックは全て無くなったから、また、買わないとと思って、ねぇちゃんの車に乗った。
クーラーが余りきかない車だったので、私は後部座席に座って窓を開けると、いきなり左手を引っ張られて
「これを受け取って下さい❗」
と、薬指に銀色に赤い石が付いた指輪をはめられた。
ルックスでBOOWYのコピーバンドのエレキギタリストだと分かった。
その男性の隣にボーカルの男性も一緒に立っていた。
185cm以上はあるだろう、その二人組の男性は
「お元気で❗」
と、言って、90度に頭を下げて、ねぇちゃんが車を発信して、私達の乗った車が見えなくなるまで頭を下げ続けていた。
何故か、バンドマンは色白が多い。
野外ライヴは年に数回だし、わざわざ海にサーフィンをやる男性たちはバンド等、やらないし、ギタリストの男性たちは何故か美形が多い。
その二人組の男性も色白で背が高く、美形だった事は覚えているが、一切、名前も何処に住んでいるかも、電話番号も分からない。
多分、そのような指輪をはめられた女性は私ぐらいだろう。
普通は友達になりたいとか、自己紹介や紙に電話番号を書いて渡す人はいるだろう。
私をこのバンドのヘルプに誘った同級生は一番モテる女の子だったが、彼女に寄って来る男性たちとルックスじたいが全く違う。
私は逆にその同級生が大変そうだと思っていた。
私ならば全てフッてあげないといけない男性たちばかりだからである。
しかし、数は多いので、私に指輪をはめた男性ともう一人の男性を見て、そのモテると言われた女の子は内心ムッとしていたことが分かったし、ピックをあげたしんちゃんも全て女の子ばかりだったし、ボーカルのねぇちゃんとモテると言われた女の子は女性も寄って来なかった。
函館までの車内の雰囲気は悪かった事は皆さんも想像出来るだろう。
私は高身長で細身の男性に好かれ易い。
函館で一度もナンパをされた事がなかった。
確実に我が女子校唯一初の誰からも告白されない、ナンパもされた事が無い、不名誉な称号を与えられたが、私服で東京の街を歩いていたら、そのバンドマンのように、高身長で細身の色白の二人組の男性たちが寄って来たので、私はスッカリ、昔で言うディスコの黒服か、ホステスのスカウトマンだと思い、勿論、芸能事務所のスカウトマンやら、30名以上、声を掛けられたので
「間に合っております」
と、逃げるように歩いて、10歩程後に、こちらの二人組の男性たちだけ
「もし、よろしければ僕たちと一緒にコーヒーでもいかがでしょうか❓」
と、言っていた事に気付いた。
そして、私は
「これがナンパというのか❓初めてナンパをされたんだ❗」
と、東京は人口が多いから、私にでも、声を掛けてくれるのかと、分かったし、東京の男性はナンパも敬語を使う事が分かった。
函館では全てがタメ口だから、ナンパは初めて会う人に声を掛けるのだから、東京の男性の方が当たり前だと思った。
その私の答えが、間に合っておりますは相手にしたら❓❓❓であったろう。
謝りたい。
しかし、函館や秋田でも、敬語で話しかけて来る男性たちが、このように、ビックリするプレゼントの渡し方を私にする。
多分、相手の男性たちの方が私よりも年上だが、私は実年齢よりも、年上に見えるからだろう。
しかし、東京で声を掛けた男性たちはまだ解るが、私に指輪をはめただけの男性たちはいったい、何を私に伝えたかったのだろう❓
この年齢になっても、こちらの男性たちに取って、何の得があるのだろう❓と思う、いきなりのプレゼントをよく戴く。
名前も何処に住んでいるかも、電話番号も全く知らない男性たちから。
あの時、指輪を下さった男性たちが元気に幸せに生きていてくれたら、私に取って、何よりもの贈り物である。
ビックリして
「ありがとうございます❗」
すら、言っていない筈だから。
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