函館市民しか知らない四陵郭

2025.2.24

　函館に五稜郭がございますが、それは皆さんも良くご存知だと思います。

　土方歳三のルックスが私が中学生の時、坂上忍に似てると、坂上忍が好きな女性は

｢キャーキャー｣

言っておりました。

　函館山の真逆にも山がございます。

　私の自宅はそちらの方にございましたから、函館山に行くのはかなり遠いのです。

　その山の街の中に四陵郭がございます。

　本当は五稜郭にしたかったのですが、造っている間に全ての方々が命尽きて、四陵郭になってしまいました。

　観光客の皆さんは誰も訪れませんが、私達の小学校では四陵郭に遠足に行った事がございます。

　五稜郭と違って全く何も無いのですが、きちんと丘になっております。

　小学生ですから、丘を駆け回るだけで、十分満足でした。

　五稜郭タワーに兎に角、当たるという、手を入れて手相が出て来る機械がございます。

　私が入れて見ると

｢経営者に向いている。

結婚には縁遠い｣

と、ズバリ出ちゃいました❗

　そして、函館は歩くと幽霊に当たると言われている程、幽霊がたくさん出ます。

　五稜郭公園を夜、歩いていると、上の木の枝で出来た所から、昔、亡くなった侍達が目を光らせて、見ていた❗と、言う事から、出来れば真夜中に五稜郭公園を通って歩かない方が良いと言われておりますし、五稜郭公園の公衆トイレで自殺した男性が多いのです。

　霊感の強い人は

｢全く死ぬ気がなくても、立待岬には立つな❗｣

と、言われております。

　たくさんの自殺した黒い手が人を引っ張って落とすからです。

　そして、函館山には防空壕がたくさんございます。

　私は小学校の学区が全く違ったので、知りませんでしたが、一番下の防空壕で子供たちがかくれんぼをしていたら、ある男の子だけ、何処を探しても見つからないので、親御さんに伝えて、警察官や刑事さんが探し回ったのですが、その男の子が一切見つからなく、未だにその男の子が出て来ないので、神隠しにあったと言われております。

　ですから、函館山を歩いてやって来る方々もおりますが、全く霊感が無い人でも、防空壕に入ると、必ず何か感じるので、出来れば防空壕には入らない方がよろしいです。

　五稜郭公園にも昔の侍達が出るように、四陵郭も冬は日が暮れるのが早いので、そこを通らないと家に帰れ無い人達が

｢四陵郭にも出る❗｣

と、言われております。

　多分、昔の資料を探して読むと四陵郭も書いてある事でしょう。

　もしかしたら、2つの五稜郭が函館に出来ていたかも知れませんでしたが、一つは四陵郭で止まってしまったのです。

　ですから、私は函館の街を真夜中に独りで歩くのは避けておりました。

　見たくなくても、見えてしまうし、聞きたくなくても、聞こえてしまう体質に産まれて参りましたから。

　多分、函館が一番、歩くと幽霊に当たる街でしょうし、色々な人の生きざまがあり、亡くなって行った方々がたくさんいる街なのです。