本当に一流の男性

2025.3.4

 私が通っていた中学校に函館一、偏差値が高い男子がおりました。

 私の中学校は一年生の時、40何名、ギュウギュウずめでも、13クラスありましたから、その男の子とは一度も同じクラスになった事がございません。

 私が幼稚園の時、斜め向かいのお兄さんが函館一、偏差値が高くて、おまけに色白で美形の高校生のお兄さんがおりました。

 そのお兄さんはラサール高校でした。

 そのお兄さんが通る度、私は高鳴る胸の音を押さえながら

「こんにちは❗」

と、言うと

「のぞ美さん。こんにちは❗」

と、幼稚園児に対しても必ず敬語で深々と頭を下げて、お辞儀をして歩いて行きました。

 中学校が同じの男子はラサール高校は学費が高いという理由かと思いますが、共学の公立高校へと行きました。

 お父様が医者という事は知っておりましたから、東京大学の医学部を受験したのでしょうが、一浪して入りました。

 ラサール高校のお兄さんは東大一発で入れると言われていたのですが、運が悪く、東京に着いた途端に40℃の高熱を出してフラフラになりながら、何とか試験は受けたのですが、約半分は全て合格する得点を取っていたでしょうが、半分ならば自分は落ちた❗と分かって、お祖父様やお祖母様やご両親に詫びて、一人、高卒のまま札幌へと行きました。

 二人の共通点は一度も学習塾に行かなかった事と授業中にノートを取らなかった事です。

 授業は聞いただけで理解してしまうし、自分の勉強の方が授業よりも進んでいるので、わざわざノートを取らなくても、全て頭に入っているからです。

 中学校が同じの男子も多分、そうでしょうが、私のご近所のラサール高校に通っていたお兄さんは単なるイケメンレベルではなく、色白の美形ですが、一度も女性を家に招いた事が無いですし、彼女を作っている程、暇では無かったのでしょう。

 多分、街を歩くと、全ての女性が惚れてしまうルックスだけでも素晴らしいですし、偏差値も一番ですし、おまけに礼儀正しくて、欠点が無い事が欠点というのが、そのお兄さんの事です❗

 私のお隣の男性は函館一、喧嘩が強くて、ヤクザですら逃げて行く男性でしたが、中学校を卒業したら、矢張、札幌へと行きました。

 何処の高校も受け入れてくれなかったし、何処も仕事先が受け入れ拒否でしたから、誰も知らない札幌へと行くしか無かったのです。

 ですから、私は一番と言われていた男性達が周りに居たので、そこいらへんの対した男でも無い人に限って、私の前で威張るから、笑ってしまいます。

 その東大に入れた男子は多分、楽に世の中に出れたでしょうが、札幌に高卒、方や中卒で行った男性達も、必ず素晴らしい人になっていると私は断言致します❗

 自分の道を自分で切り拓いて歩いて行く男性ですから、函館一、偏差値が高い男性に2流大学卒業しただけの男性達は敵わないですし、一浪してまで、東大を受けずに自ら高卒で一人で札幌に行った男性の方が男らしいですよね❓

 色白で美形の男性に限って、実は芯が通っている人が多いのです。

 そのお兄さんの前で

「俺、大卒だし、27歳で主任、嫁は看護師、札幌が都会❗」

と、威張ってしまう男はバカ丸出しでしょう❓

 誰も訊いちゃいないのに

「嫁は看護師❗」

と、言う男を黙らせる方法が一つございます。

「何故、わざわざ女性看護師さんにプロポーズして、女性外科医にプロポーズなさらなかったのでしょうか❓」

と、言ったら、口ごもるでしょう❗

 ホラホラ、女性看護師さんにプロポーズ出来て、女性外科医にプロポーズなさらなかったのはどうして❓

コメントを残す