2025.3.23
ある男性にこの話しをしたら、大笑いされたのですが、私は幼い頃、母が物干し竿に洗濯物を干す前に必ず物干しの所にロープで縛られてから、母が洗濯物を干しておりました。
ロープで縛らないと目を離した隙に何処へ行くか分からない子供だったからです。
幼稚園に入った始めまで、平屋の一軒家を借りておりましたが、お隣も同じ造りの一軒家がございました。
私はしょっちゅうイタズラをして母に叱られ
「そんな娘なら、家を出て行きなさい❗」
と、外に出されて鍵を閉められて、私は
「もう、しないから❗」
と、外で泣いておりました。
そうしたら、お隣のお母様が玄関掃除の為、外に出て来て
「のぞ美ちゃん、どうしたの❓」
と、言われて、スッカリ、家を追い出された事を忘れて、お隣の家に入って、チャッカリ晩御飯をご馳走になり、高校生のお兄さんに恐竜図鑑を見せてもらっておりました。
私の母は
(さっきまで、のぞ美が泣いていたのに泣き声がしない❗)
と、鍵を開けて外を見ると私が居ないので、慌てて近所を探し回っても、私が居ないので、警察に連絡しようと、家に戻る途中で、お隣のお母様が出て来たので
「ウチののぞ美を知りませんか❓」
と、訊くと
「あ~、のぞ美ちゃん、ウチで晩御飯を食べて、今、息子と恐竜図鑑を楽しそうに見ているので、見終わったらお宅に連れて参りますね❗」
と、言われて、私の母は
「のぞ美は家を追い出しても、全く意味が無い娘なんだ❗」
と、それ以降、押し入れ行きになりました、笑。
母は私を女性らしい娘に育てたかったらしいですが、父が買って来たおもちゃの日本刀を、ウルトラマンを見ながら、おもちゃ箱から取り出して来て
「悪者怪獣め❗のぞ美がオマエらをぶったぎってやる❗」
と、おもちゃの刀を振り回しているのを見て
「あの時、貴女を女らしく育てるのを諦めたわ」
と、大人になって言われました。
外に出しても懲りないし、いくら女らしく躾ても、走り回って、刀を振り回している娘の私には何をやっても駄目なのだ❗と、母は諦めたそうです。
ですから、世の中、おままごとが好きな男の子が居るように、外で走り回ったり、ヒーローごっこが大好きな私のような女の子も居るのです。
母は落胆したでしょう。
しかし、そのように産まれて来たのだから、許して欲しいです。
ごめんなさい❗母。
貴女の理想の女らしくなれなくて。
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