「ロボット以下か❓」と感じる工場勤務

2025.4.13

 一番、世の中で

「自分はロボット以下か❓」

と、感じる仕事は工場勤務です。

 それも、自分の為ではなくて、親やきょうだいを養う為に勤めたら、いくら何でも辛いのは。

 勿論、真夏の暑い中、工事現場や重たい荷物を持つ仕事も大変ですが、苦しかったり、重さがあるから、まだ、人間としての感覚があります。

 私は函館に居た頃、殆どが接客業だったので、もう人に関わる仕事は嫌だと感じ、工場ならば誰とも話さなくて済むと思い、一度目はパソコンの半導体、二度目はミュージック・ステーションの歌を歌う人の後ろにキラキラ光る電飾を作る工場に勤めました。

 工場勤務をした事がある方ならば必ず何度も

「俺はロボット以下か❓」

と、思った筈です。

 私のように人と話したく無い人間ですら、感じたのですから。

 予想と違って、接客業ではなくても、周りの人に話しかけられるし、休憩時間やお昼ご飯の時に、全く興味が無い話題に答えなくてはいけない事は私の想定外でしたが。

 半導体の細かいチップを流れ作業で30秒以内に17,8個自分の指で差して入れていかなくてはいけません。

 一つでも、入れられなかったら、流れるレールを止めるので、他の人々に迷惑が掛かるし、全て入れられても

「この仕事、わざわざ人間の自分がする必要があるのか❓」

と、思いながらの毎日です。

 普通の感覚の人間ならば1時間位もしたら

「ギャー❗」

と、叫びたくなってしまうでしょう。

 せいぜい、生きている❗と感じられるのは出来上がった製品に指紋等を消すスプレーをかけて布で拭いて、完璧な商品か確認して、ビニールに入れて、段ボールに梱包作業をしている時位です。

 梱包し終わったのを男性が機械で段ボールを網ロープでガチャンと巻いて、一緒にトラックの前で待っている人に渡しに行く時、少し外に出れるし、歩くので、人間だ❗と自分を確認出来るのです。

 私と同じ感覚を知っている有名人がBUCK-TICKの櫻井敦司です。

 彼は群馬で高校を卒業して、自動車を造る工場に勤めておりました。

 ボンネットが空いた、自動車が流れて来たら、ある場所にボルトを一つ入れるだけ。

「自分のお父さん位の年齢の男性達とこんな仕事をずっとやって、自分は死んで行くのかな~❓と、思っておりました。だって、僕の幼い頃の夢がサラリーマンですから、つまらない男ですよね❓」

と、言っておりました。

 BUCK-TICKのメンバーで一番最後に東京に行ったのが、実はあっちゃんです。

 バンドでプロになるなんて、お母様に迷惑を掛けると、一人、群馬で工場勤務をしておりました。

 あれだけ超絶美形の男性が流れて来る自動車にたった一つのボルトを入れていたのですよ。

 あっちゃんはある意味、生き方下手なのだと思います。

 そんなところが自分と似ていると親近感を持っておりました。

 良く

「どの仕事もみんな大変❗」

と、仰る方がいらっしゃいますが、工場勤務をした事がある方ならば

「工場勤務は人間性を無くさなければやっていられない❗」

と、ハッキリ言えます。

 勿論、巧く立ち回れる人もおります。

 お手洗いに行きたい訳ではないけど、毎回、同じ時間に5分だけ、お手洗いに行って息抜きをしたり、違うレーンに上手い具合に変わったり、梱包作業に回って気分を上手に変える事が出来るタイプの人ならば続くでしょうし、出世も出来るでしょうし、出世したら、レーンに入る仕事以外になるので、俄然楽になります。

 同じ流れ作業でも、お弁当工場は今や日本人以外の人がたくさんおります。

 日本に来て、余り日本語が上手くなくても、一つのウインナーを入れるだけですから、日本語を使う必要性が無いからです。

 私は接客業が苦手だと思っておりましたが、工場に勤めて、とうとう精神が病んでしまいました。

 工場勤務だけが理由ではなくて、秋田の県民性が私にはカルチャーショックだったのです。

 勿論、何処に行っても、私は目立つらしく、お手洗いから出て来ただけで

「中田さんもお手洗いするんだ❓」

と、言われたり、普通に歩いているだけで、年配の女性が

「あんな秋田美人、初めて見た❗」

と、言うと、私と一緒にご飯を食べている同い年位の女性が

「中田さん。函館産まれだから、秋田美人じゃ無いよ❗」

は日常茶飯事。

 これは函館に居た頃にも、ある年下の女性が

「のぞ美さんって、ホント綺麗❗」

と、仕事中に私に言うでもなく、私をじっと見つめていると、私より、年上の女性が

「見とれる程、美人じゃないって❗」

と、言われて、私は心の中で

「おまえのルックスで良く言うよ❗」

と、嫉妬されるのは慣れているし、そんな人に反抗する暇があったら仕事、仕事と思っているから。

 しかし、女性だけが敵になるのならばまだいいのですが、函館に居た頃、東京の観光客の全男性のお客様が私に嫌味のオンパレードだったし、秋田に来ても、自分の失敗ではないのを私のせいにして、わざわざ怒鳴りたい男性達が多かったのは私は不思議でした。

 私は東京の観光客の全男性達や秋田のその男性達に全く失礼な事を言っていないのに、何故、みんな私を虐めるの❓と。

 今では分かります。

 殆どの男は私みたいなルックスの女性はバカで仕事が出来なくて、男の自分を頼ってくれる❗と、勝手に勘違いしているけど、全ての男達より、仕事が出来るし、全くお喋り等しないで、黙々と働くから、自ずと仕事の量もこなすので、男は益々、自分の立場が無くなるから、私みたいな女性よりも、仕事が全く出来なくても、自分を頼ってくれる女性の方が皆、可愛いのが男達の本音ですし、東京の観光客の全男性達にしてみたら、私みたいな女性がルックス以外で実力で生きているのが、兎に角、悔しいから、皆、嫌味を言って来たのだ❗と。

 それも秋田に来て、作業着で工場勤務をやっている私に対して、男達は逆に腹を立てるものなのです。

 そして、秋田県民は訛りとかではなくて、殆どの男性が声が小さいので、二度聞きしないと、私は無理でした。

 秋田市内ならばまだ、よろしいのですが、一時期、市外で働いている時、全ての男性達がボソボソと話すし、私が函館産まれというだけで、自分よりも都会だと思い、自ら田舎根性を出して来て、北海道と対抗意識を女性の一部の人も含めて、私に出して当たって来るから、困ってしまいました。

 私は偶々、北海道に産まれただけで、北海道と秋田が何故、争わなくてはいけないのか❓と不思議でなりません。

 そして、函館の人にも多かったのですが、女性は結婚して、家事・洗濯するものと一切、疑問を持っていないから、話し難くて、とても疲れます。

 まぁ、どの仕事も、何処に居ようとも、そのような狭い考えの人達はおりますが。

 ですから、私はもう工場勤務は致しません。

 自分がすり減るからです。

 そして、結婚して、家事・洗濯するのが当たり前と思っている、偏見に満ちた人とも話したくはございません。

 自分の価値観を私にあなた方は何故、押し付けようとするのでしょうか❓

 私自身の人生をあなた方が何故、口出しできると思っているのでしょうか❓

 おととい来やがれ❗って~んだ❗

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