2025.7.6
私は高校生の頃、下宿の空いた部屋に交換留学生を泊めた。
その男の子はチャイニーズアメリカンでルックスは中国人だが、英語しか話せない。
その男の子が私の母に
「今度、日本語の歌をみんなの前で披露するから、何か教えてくれ」
と、言うので、私の母は
♪雨雨降れ降れ母さんが~♪
と、教えてあげた。
その男の子は
「お母さんのおかげで僕の歌が一番評判が良かったから、ビデオを観て❗」
と、見せられたら、母は顔が赤くなるくらい恥ずかしくなったそうだ。
他の交換留学生は漢字等が歌詞に出ている歌を歌っているのに、私は雨雨降れ降れ母さんがを教えてしまった❗と思ったのだが、その男の子はかなりの人気者で歌い終わった時は一番大盛況だった。
私は母から
「もっと難しい歌を教えるべきだった❗」
と、言われた。
父が久しぶりに家に帰って来た時、その男の子は
「お父さん❗来週、僕の両親が函館にやって来るので、みんなで蟹を食べに行きましょう❗」
と、言われて
「〇〇君。蟹を食べさせたいけれど、私の収入では奢る事は出来ないのだが」
と、言ったら
「中田家にはお世話になっているし、僕の父はアメリカの会社社長だから、逆に払ってくれるから行きましょう❗」
と、言われて、その男の子のご両親と私の両親と蟹を食べに行った。
そのご両親も父も英語が堪能なので、3人で話した後に父が
「ノン❗こちらのご夫婦は凄い❗」
と、私に言った。
ご夫婦揃って中国の一番偏差値の高い大学に入り、お付き合いして、卒業と同時にアメリカに行って会社社長になったからである。
多分、現在の黄色人種の大学の一番偏差値が高い大学は韓国だろうが、当時は中国が一番だった事ぐらい、父は分かっていたから、東京大学よりも、偏差値が高い大学に入って、ご夫婦でアメリカで社長になったから凄い❗と思ったのである。
未だに東京大学に入って、お付き合いして、卒業と同時にご夫婦になって、アメリカやイギリスやドイツ等で社長になった日本人を私は知らないから、父も感心してしまったのは皆さんもお分かりだろう❓
だから、東京大学を卒業したぐらいなら、日本では持て囃されるだろうが、黄色人種の間でも最下位な事は父も私も分かっている。
私の父は相手の学歴や肩書きで一切態度を変える人間ではなかったので、私もその血を受け継いでいるから、高学歴の男性達が私とお友達になって下さるのだと思っている。
相手の学歴や肩書きで態度を変える女は後に見破られて、全く相手にはされなくなる。
ホームレスの人間には無下に扱って、一流企業の社長には媚を売る女や男は誰もが嫌いになるだろう❗
そのような人を差別する事が私の父にはなかったから、そのような人が私の両親で良かったと思う。
ただ、私の母はある意味厳しくて、どんなにお金を持っていようが、一流大学を卒業していようが、どんなに優しかろうが顔の悪い男は全く受け付け無いという、全ての男性達が努力では無し得ない事が条件な女性だったから、全ての男性にしたら、酷であろうが。
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