私の母は髪を伸ばした事が無い

2025.7.27

 私の亡き母は考えてみると、一度もロングヘアーにした事が無い。

 私の知らない幼い頃からだろう。

 一番長くて、肩に少し髪が掛かるぐらいが一番長く髪を伸ばした時である。

 だからといって、一度も美容室に行った事が無い。

 髪が伸びてくるとイライラするらしく、自分でハサミで切ってしまうし、髪を染めるのも全て自分である。

 私も若白髪のタイプだから、母に後ろを染めてもらったりしたが、矢張、市販のよりも、美容室で髪を染めた方が髪や肌にいい事は分かっているし、私は髪は美容師さんに相談して、相性の合う方にお任せするが、余りお金が掛けられ無い時には白髪染めトリートメントを使う事もある。

 母は人に髪を触られるのが好きでは無い人だと思うし、自分の好きな髪型にしたいから、全て自分自身でやってしまう。

 髪が伸びて来た私に

「スッキリするから、切っちゃえば⁉️」

と、よく言ったが、私は渦巻きが3つあるので、ショートカットにした方がブローに手間が掛かるタイプだから、髪を伸ばして洗ってブローするだけの方が正直言って楽なのだ。

 私の母がショートヘアーにしかしなかったのに対して、私は腰までの長さでパーマを掛けていたかと思うと、いきなりベリーショートにしたくなり、偶々、会社の休みの日に美容室に行って

「私に似合うベリーショートにして下さい」

と、言うと、美容師さんが3回

「本当に切ってよろしいのですか❓」

と、言うので

「〇〇さんの腕にお任せ致します❗」

と、言うと、全ての美容師さんは

「よ~し❗俺の腕で美人に仕上げてやるぜ❗」

と、エンジンが掛かるから、自分が思った以上にベリーショートが似合っていて嬉しい事が殆どである。

 私は分かっている。

 その男性とお付き合いして来た女性の髪の長さは反比例だと。

 男性だって、自分が男らしく無い事は自分が一番良く知っている。

 そんな男の歴代の彼女は全てロングヘアーである。

 身長185cm以上あり、一流企業のエリートサラリーマンになれる男性の彼女は全てベリーショートであるし、彼女が刈り上げにしたら、思わず

「カッコいいね❗」

と、彼女の刈り上げを撫でながら言っている。

 貴方が男らしく無いかを確認する方法は貴方の歴代の彼女がロングヘアーばかりだったら、全く男らしく無いし、ベリーショートの彼女がいたのなら、それなりに男性として価値があるし、今の時代には禁句とされているが、男らしい男性だろう。

 良く考えてみると、私の歴代の父の愛人の女性もロングヘアーで己のブス面を隠す人はいなかった。

 長い髪と色白は七難隠す❗と昔から言われいるように、ロングヘアーは貴女のブスを隠す事が出来るし、見る目が無い男ぐらい、間違いなく落とす事が出来る。

 だって、皆さん、本当に美しい人は男女関係無く、坊主でも美しいでしょうから。

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