2025.11.2
函館で唯一、お受験しないと入れない幼稚園がある。
医者の息子や教師の娘ですら、バンバン落とされる幼稚園である。
正直、お兄さんやお姉さんが付属幼稚園に入っている弟や妹の方が入り易い。
きょうだいが違う幼稚園だったら可哀想という事でコネが出来るが、そのような子供たちですら落とされる。
ハッキリ言って、普通のサラリーマンが父親の家やシングルマザーの家は受験すらする資格が無い幼稚園だった。
私の父親は若くて出世しているからといって、単なるサラリーマンだし、私はコネが無い一人娘だが、私の両親はウチの娘ならば受かる❗と一縷の希望を託し私に受験させた。
幼稚園の受験前に父親が私に
「ウチではのぞ美と言ってもいいし、パパ、ママと言ってもいいが、外に出たら、ワタクシは私の父と母がと言えないと恥ずかしいからな❗」
と、言われて訓練された。
両親はありったけのお金でスーツを買い、私を付属幼稚園の受験に向かわせた。
両親の
「もしかしたら、のぞ美は受験に受かるかも❓」
と、いう希望だけを託して。
今でも、覚えている。
園長先生が
「のぞ美ちゃん。自己紹介とご両親の事を説明して下さい」
と、言われ
「ワタクシは中田のぞ美と申します。父はホテルの初代総合支配人を致しております。ワタクシの母は独身の時は事務員でしたが、今は私の為に専業主婦を担っております」
と、多分、口頭質問で合格が決まっただろうが、全ての子供たちに筆記試験を受けさせるので
「のぞ美ちゃん。前に来て、このテストをやって下さい」
と、言われ、箸と茶碗等のバラバラになった絵をペアならば線で結びなさい、というテストだった。
勿論、両親は口出し出来ない。
私は全て書き終えたら
「部屋から出て行っても構いません」
と、言われて出て行ったら、母が
「のぞ美。一問だけ間違ってた❗」
と、言われ、私は
「ごめんなさい❗私、落ちちゃったね❗」
と、言ったら、何故か合格。
30人位の園児が試験に通って、抽選があり、それも、見事、合格だった。
10数名が一年から入り、2年次になると、試験は受かったが、抽選で落とされた園児が
「今年から、新しいお友達が増えます❗」
と、先生の一言で約30名ぐらいになった。
多分、試験は受かったが、抽選で落とされた園児達は初めから、付属幼稚園に入っている園児達にコンプレックスを持っていただろう。
卒園式に私だけ、2つの役割を与えられたが、その後で親子さんが
「ウチの娘や息子には何一つ役を与えられていないのに、中田さんののぞ美ちゃんが2つの役を与えられているのはオカシイ❗」
と、大問題になり、幼稚園の先生から
「のぞ美ちゃんに2つの役をやってと頼んだのだけど、一つしか出来なくなってしまったの。卒園証書を貰う方がいい❓それとも、一言発言する方がいい❓」
と、訊かれ、私は直ぐに親からの苦情が殺到したんだ❗と分かってしまい
「私、話すのが苦手なので、卒園証書を受け取る方がいいです」
と、言って、発言する役割を他の児童に譲ってあげた。
その幼稚園は殆どの父親が経営者、学校の校長先生クラス、医者でも、腕がいいと評判の男性ばかりの中で私の父親がいくら若くして出世しているからといって、単なるサラリーマンの一人娘がその幼稚園に入ってしまった事が不思議だったし、初の女の子で特待生で卒園した事が後に社会人になっても言われるとは私は露知らず。
小学校と中学校は普通の学校に通ったが、中学校で
「中田さん❗どこの幼稚園❓」
と、必ず訊かれて
「付属幼稚園」
と、答えると、もう一つ、受験しなくてもいい付属幼稚園があったので、私のルックスならばそちらの幼稚園だと勘違いされて
「いや、北海道教育大学付属函館幼稚園」
と、言うと、必ず何人か
「私も、俺も落ちたのに何で中田が受かったんだ⁉️」
と、言われたが、私は受けた方で受からせた方では無いから、答えようが無い。
そして、私の高校の本当の実力を函館の特に男性達は分かっておらず
「付属幼稚園に入って、〇〇高校に行って、こんなところで働いてちゃな~」
と、私よりも、15歳も年上の男性が嫌みを言う。
私は
「こんなところに先に働いているのは貴方の方でしょ❓自分の仕事に誇りを持っていないの❓」
と、そのようなバカな男性は全く嫌いであったが、私も一応、社会人だから、挨拶や仕事の事や全く関係ない話しでも付き合ってあげた。
後から、考えると、その男性が嫌みを言いたくなるのは解る。
その男性が父親ならば子供は受験する資格すら無いからであるし、その男性すらその幼稚園に入れないからである。
だが、函館市民以外の方々には良く分からないだろうが、その幼稚園に入ったら、後の人生安泰と言われる程、脅威がある幼稚園だからである。
私のように付属幼稚園に入っておきながら、その男性の言う、こんなところは東京の方々に分かり易く言うと、東京大学を卒業して、コンビニエンスストアーでアルバイトしているような事と言ったら分かり易いだろう。
それだけ、函館市民はその幼稚園に入れたいのが本音である。
私は何故か入ってしまったから、社会人になっても、年上の男性達から嫌みを言われた。
幼稚園ぐらいで、大の大人の男性達が何故、嫌みを言う⁉️
いずれ、私が上に行くのが怖いからである。
そして、私は滑り止めの高校に入っていたから、高校の名前だけ聞くと、ルックスが良い女性程、頭が悪いからと決め付けるが、私よりも、仕事が出来なくて、仕事の量すらやらない男たちにバカにされる筋合いは全く無い❗
全ての男性達が私に嫌みを言うだけで、真っ向から注意しない。
当たり前だ❗おまえ達よりも、仕事をしているし、注意したら、私から男性として嫌われる事を恐れていたからである。
元から仕事が出来る男性達は全て私の父親を知っていたから、私は仕事が出来ると分かっていたし、人間として話しかけてくれる男性ばかりだが、函館市内に住んで、働いている男性で私の父を知らないし、私を女性としてしか見ない男性は全く仕事が出来ない上に、私に直接、注意すら出来ない。
セクハラを平気で吐くし、告白までしてくるから、私は
「殺されたいのかしら⁉️」
と、不思議でならなかった。
私の父は警察関係の男性全て、真逆のヤクザ関係の男性全て、函館市内で仕事が出来る男性全てと繋がっていた。
幼少期の頃に
「のぞ美。絶対、悪い事しないでくれよ❗そんな事したら、父さん、函館に居られなくなるからな❗」
と、言われた時には分からなかったが、大人になって、よ~く、解る。
私がスーパーで万引きでもしようものなら、函館市内一斉に広がってしまうから。
まだ、男性に弄ばれて、思わず刺し殺してしまった方でマシである。
仕事が出来る男性達は
「あんな大事な一人娘さんを弄んだ男が悪い❗逆に今、刑務所に入っているのぞ美さんが可哀想❗」
と、全て女性の味方をするからである。
私が知り合った一つ年下の社会人の男が高校2年生の女の子に遊びで手を出したが、その社会人の男は日本の法律を分かっていないし、運良く、警察に捕まらなかったから犯罪者とされていないが、本当はいい大人が未成年の子供に遊びで手を出したら、男性でも女性でも、れっきとした犯罪であるが、私は心の中で
「その女子高生、私じゃなくて良かったね❗私だったら、ラブホテルから出た所を500人のチンピラクラスの男性達にチャカで一発ずつでも、500発打たれて、アンタ、即死だったから」
と、心で笑う私です。
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