外から押し入れになったの巻

2026.1.18

 私は幼い頃、しょっちゅう母に叱られていた。

 おてんばぐらいならばまだ可愛いがガキ大将のレベルで暴れていたからである。

 ある時、また、悪い事をして、夕飯時に母に

「もう、ウチの娘ではありません❗外に出て行きなさい❗」

と、ビシャリとドアを閉められ鍵をかけられ、外に出された。

 私は泣きながら

「もう、しないから、許して❗」

と、言っていると、お隣のお母様が玄関の掃除で外に出て来て

「のぞ美ちゃん。どうしたの❓」

と、声を掛けられた瞬間に、すっかり外に出された事など忘れて

「お邪魔します❗」

と、お隣の家に入ったら、お父様と高校生のお兄様がいらして

「のぞ美ちゃん❗良く来たね❗」

と、言われ、すっかり溶け込んで、お母様が

「夕飯、出来たから、のぞ美ちゃん、食べて行く❓」

と、言われ、夕飯をちゃっかりご馳走になって、その後、高校生のお兄様と恐竜図鑑を見て、楽しんでいた。

 一方、母はさっきまで、のぞ美の泣き声が聞こえたのに、全く音がしないと、玄関を開けると、そこに私は居ない。

 母は近所を探し回っても、私が居ないから、警察に連絡しようと戻って来たところ、お隣のお母様が

「先ほど、のぞ美ちゃんが夕飯を食べて、今、息子と恐竜図鑑を見て楽しんでいるので、見終わったら、お返し致しますね❗」

と、言われた時に私の母は

「のぞ美に躾として外に出しても、全くダメなんだ⁉️」

と、私を大人しく教育する事を諦めたらしい。

 それから、私は押し入れ行きになりました。

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