煙草🚬について

2023.2.6

　私の両親はヘビースモーカーだったので、煙草に憧れどころか、嫌悪感があった。

　しかし、血は争えないもので、19の時、休憩室の煙草を一本吸ってみたら、むせずに吸えた。

　それから、私の煙草ジプシーは始まり、わかばからゴロワーズまで、片っ端に吸って行った。

　そして、セブンスターに落ち着いた。お金が無くなってくると、echoやわかばを吸っていた。

そこまでしても、吸いたいのである。

　幼い頃に父が私に煙草を吸わせた。勿論、不味くて涙が出た。逆療法というところだ。

　父は自分が吸っていたのに煙草を吸う女性を嫌った。

しかし、母は止めれなかった。

　父と喫茶店に入ると、煙草を吸う若い女性を指差して

｢なぁ、カッコ悪いだろう❓｣

と私に言った。

　セブンスターを１日3箱吸う様になり、さすがにマズイだろうと感じて、禁煙セラピーの本を買った。

1カ月だけ止めれたが、また、吸い出した。

　禁煙外来に2回行くがパッチを貼っても、薬を飲んでも吸いたい気持ちはおさまらない。

　煙草という麻薬にやられているのだ。

　母が亡くなる時の3年間は禁煙できた。

何故だか分からないが、波があるみたいだ。

　去年の私の誕生日に母の墓参りに行く時にメビウスのオリジナルロングを買って行った。

そして、私の身体を通して、吸ってと言い、吸ってから、また、止めれなくなった。

　私はマナーを守って吸う方だ。よく歩き煙草や、吸わない人の前で平気で吸う人が居るが、私はしない。

　今や喫煙者は悪と見なされる。昔は語り合いのきっかけになっていたが、吸う場所もなくなって来ている。

　何より自分の身体に悪い。

分かってはいるが、禁煙セラピーの本に書いてあった様に

｢癌です❗｣

と言われたら、パニックになり、また、一本吸ってしまうだろう。

　ニコチン中毒とはそれくらい凄いものである。

　あと一本で止めようの、あと一本が悪いのである。