2023.2.13
私は幼稚園に行く朝にトーストと熱い紅茶を飲んでいた。
手が滑って紅茶を太ももにこぼしてしまった。
熱さよりも、両親に怒られると考えた方が強くて、暫く黙っていた。
母が気付き、父が私を抱き抱えて水道の水で冷やした。
そして、いつもとは違う病院へ向かったが「ウチではどうする事も出来ません」と言われ、いつもの皮膚科へ。
両親は医者に「どうしてもっと早く連れて来なかったのですか⁉️娘さんは一生火傷の痕が残りますよ❗」と怒られたそうだ。
そこのDrはドイツ訛りで、私は何を話しているのか、良く分からなかった。
年頃になって火傷の痕が気になるなら、いくらでも手術してくれると言ったらしい。
暫くは両太ももに包帯を巻いていた。
小学生のプールの時間に心ない男の子に指を差されて「何かある❗」と言われた。
近所のサヨちゃんと弟のノブ君は「痛い❓」と聞いて触っていた。
痛みはないが、如何せん太ももである。
男性とイイ関係になった時に一番目立つ。
母は「火傷させた親を子供は一生憎む」と言っていたが、私の不注意だ。
それに私の火傷の痕を見て去って行く男性はいなかった。
しかし、未だに水着と半ズボンは履けない私がいる。
菅野 茂 への返信 コメントをキャンセル