女性が生きるとは

2023.5.8

 私の父は浮気をしていたが、とうとう愛人を作り家を出て行った。

母は結婚前に事務員をしていたが主婦になり、そういう女性がまた、働くとなると、時給数百円のパートしかない。

娘の私を養えるはずも無く、家のローンは滞る一方。

 私の両親は不思議であれだけ喧嘩していたのに、離婚調停で慰謝料払わない❗払え❗で揉めて、愛人のいる札幌まで、母と二人で車で裁判しに行った事もある。

 不倫流行だが、皆さんにお伝えしておこう。結婚していると分かって関係を結んだら、連れ合いに訴えられると、300~400万円支払わなくてはいけないのだ。それを踏まえた上で幾らでも不倫をしなさいなと。

 愛人もお金が無いと言うので、裁判貧乏になった。

大学に行きたかったが、それどころでは無い。家が火の車である。高校を何とか卒業して、私が働いた。母の分も働かなくてはいけないし、家のローンもあるので、一家の主並みに給料が欲しかったがまだまだ、女性蔑視の社会。

私の給料と母のパートでは二人食べて行くのがやっとだった。

そして、愛人と別れると父が帰って来て暴れる始末。

私は部屋に母を入れて鍵を掛けて、サンダルを持って来た母に10円玉を渡して、窓から、母に公衆電話で私が休む事を会社に伝えてもらったりした。

会社では課長だけが私の家の事情を勘づいていて、急に休んだ私を一切咎める事無く済んだが周りは休んだり、遅刻してくる私を陰で悪く言った。しかし、本当の事情など言えるはずも無く、ある日、父の暴れ方が尋常ではなくて、父がアパートへ帰っている間に母を説得して、シビックに積めれるだけの荷物を乗せて、フェリーで函館を出た。夜逃げならぬ朝逃げだ。

 それから、母と二人、家の無い生活を送る。

離婚せずに私の両親はあの世へいくのだが、一人娘の私は本当に大変だった。

“女性が生きるとは”. への5件のフィードバック

  1. Guideshelf のアバター

    これは本当の話ですか?

    いいね: 1人

    1. NONSAN のアバター

      はい。事実です。

      いいね: 1人

      1. Guideshelf のアバター

        あなたは人生の多くの困難を簡単に乗り越えたので、とても強い女の子だと思います.👍👍🙏🙏

        いいね: 1人

      2. NONSAN のアバター

        ありがとうございます。
        もう、おばさんですが。

        いいね: 1人

      3. Guideshelf のアバター

        😊😊😊😊

        いいね: 1人

Guideshelf への返信 コメントをキャンセル